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賢者の孫騎士 2
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を探ろうと思ってる」

「そんなことになっておるのか!?」

「クリス、確かなのか」

「いえ、半年毎に数が0に減っているので多いと感じたことはないですね。それに質も変わらないような気がします」

「半年のスパンで忘れてるだけだと思うよ。日頃から間引きしているせいで余計にわからないんだよ。オレは半年ぶりに猪とか鹿の魔物を狩るから分かりやすいんだよ」

「獅子や虎を狩るのを遊びと称するだけはあるな」

最近はそれも微妙で『オーバーロード』を使って遊んでいる。

「ふむ、シン君、すまないが狩場の報告を週1で構わないから届けてもらえるかね」

「いいよ。場合によっては人手がいることになるかもしれないからね。まあ、魔導騎士団の最初の仕事にはちょうどいいことになるんじゃないかな?」

メインの牛肉をカットして口に運ぶ。おお、ソースが美味い。肉の方も熟成がうまくいってよかった。

「そう言えば、帝国がきな臭いことになってるって聞いたけど、どうなってるの?」

「初耳なんだが?」

ディセウムおじさんが首を傾げている。他のみんなも同じようだ。

「行商人のおっちゃん達が言ってたよ。どうも皇帝が滅茶苦茶らしいね。まあ、優秀な競争相手を暗殺や冤罪で陥れて成り上がった馬鹿だからなんだろうけど、貴族以外が暮らしにくくなって悪循環に陥ってるね」

行商人にとっては飯のタネに命綱だから情報の量はかなりの物だ。精査すれば大体の真実に近いものが見えてくる。何かきっかけがあればすぐに仕掛けてくるだろう。まあ『オーバーロード』の実験に使わせてもらうつもりだ。幻術に変声にコスプレも用意したからな。

「ふむ、シン、すまんが暇な時に魔導騎士団の教導役をやってくれないか?」

「教導役?どういうこと、ミッシェルさん」

「ライトセイバーを扱うのはそこそこ揃ったが、やはり一度は手足を切り落とされた方が良いと思ってな。治療を含めて教導役を引き受けて欲しいのだ」

「いいけど、仮面を付けて声も変えて正体を完全に隠させてもらうよ」

「どんな姿だ」

自室に戻ってダース・ベイダーのコスプレをして戻る。一瞬にして空気が死んだのが分かる。

「シン、あんた、なんだい、その格好は?」

「これならば私であるということがバレることはなかろう」

喋り方を変え、マスクに仕込んである変声機によってダース・ベイダーその物の声と独特な呼吸音からオレを特定するのは不可能だろう。更には赤いライトセイバーをドジェム=ソで構える。

「あ〜、確かにシンがシエンの型、うん?シエンか?微妙に違う気がする」

「確かに違和感を感じますね」

ジークとクリス姉ちゃんが違和感を感じたようで幸いだ。

「おそらくはシエンを元に作ったフ
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