伝説のARM バッポ
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まう。
何だ、あれは。
あれが伝説のARMだとでも言うのだろうか。
その一瞬が命取り。
「く…!しまった!?」
刹那の油断と気の緩みがもたらした隙をガーディアンは逃さない。
即座にドロシーのフライングレオを叩き落とすことで無効化し、ドロシー本人を捕まえる。
ドロシーは抵抗を行うが巨大なガーディアンの怪力の前では意味を成さない。
「ヤバイじゃねーか!?ドロシー、今、助けるぞ!」
ギンタがドロシーのピンチにバッポの顎髭を掴み上げ、駆け出そうとするも……
突如、ガーディアンがその巨体を揺らした。
その巨体を大きく態勢を崩し、バランスを崩していた。
否、何者かがその巨体を足元から持ち上げられているのだ。
当然、こんなでたらめなことをするのはただ一人しかいない。
巨大なガーディアンの身を易々と持ち上げるなど。
「いやー、なかなか刺激的な経験でしたね。」
ウィスは片腕のみでその巨体を持ち上げ、笑っている。
「…って嘘おぉぉ──!?持ち上げてる───!?」
ギンタは余りのでたらめな光景に空いた口が塞がらない。
「ドロシー、交代です。」
「…え…ええ、分かったわ。」
途端、ウィスのエネルギーが膨れ上がる。
認識し、知覚できるレベルにまで現れ上がった膨大なまでの魔力の本流が周囲一帯に吹き荒れた。
その暴力的な魔力がウィスを中心に天へと吹き荒れ、周囲へと波及する。
「…何て魔力なの…!?」
突如膨れ上がったウィスの魔力の強大さに驚愕を隠せないドロシー。
ウィスの魔力が爆発的に膨れ上がる。
「先ずはドロシーを解放してもらいますよ。」
途端、ウィスの魔力の本流がガーディアンへと直撃し、吹き飛ばす。
「…って、きゃああああ───!?」
ガーディアンの拘束から解放されたドロシーが為す術無く宙を舞う。
ウィスは宙に投げ出された彼女を即座に救出する。
「大丈夫ですか、ドロシー?」
「…ええ、大丈夫よ、ウィス。というかウィスって飛べたのね。」
ドロシーはもう突っ込み切れないとばかりに嘆息する。
もう驚くのも疲れたといった様子だ。
「さて、それでは……」
続けてウィスは緩慢な動きで左手を前方へと突き出し、親指で抑え込んでいた中指をはじき出す。
「─バン。」
途端、周囲の大気が震え、震撼し、凄まじい威力の衝撃波がガーディアンへと直撃した。
波紋状の衝撃波が生じ、周囲諸共あらゆるものを吹き飛ばす。
当然、そのガーディアンは為す術無く吹き飛ばされ、壁へと激突する。
必然的にAR
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