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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百六話
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部屋に備え付けの物を使う。

「洗っていくぞ」

よく箒の髪を洗っているので、他人の髪を洗うのは慣れた。

改めて考えると、この場に居るのって全員長髪だな…

「お兄ちゃん、洗うの上手いね」

「そうか?」

「お姉ちゃん下手だった」

あぁ…なるほどねぇ…。

「姉さんには言うなよ?凹むから」

「んー…わかったー」

髪を洗い、続いて体を洗っていると、円香が気持ち良さそうにしていた。

「んー…ぽかぽかするー…」

「マッサージも兼ねてるからな」

具体的には気の巡りを促進している。

「寝るなよ?」

「ねないよー…」

円香にお湯を掛けて、リムと交代させる。

「一夏おねーちゃん私はー?」

「お前は最後だエレン。湯船に飛び込んだ罰だ」

「ぶぅー」

湯船の中から文句をいうエレンを無視して、リムの髪を洗う。

「綺麗な金髪だな…ヴィッサリオン譲りか」

「はい」

ヴィッサリオンもフィグネリアも美形だからなぁ…

そら娘二人も美形だよ。

「リムは、静かな月だな」

「月、ですか?」

「ああ、満月のように輝く金髪で、落ち着きがある。
将来はきっといいお嫁さんになれるぞ」

「………そうですか」

「それにそのサファイアみたいな蒼い瞳も綺麗だぞ」

金髪碧眼っていうのはヨーロッパではオーソドックスなタイプだ。

だがリムはその中でも一段と輝いている。

母親譲りのキリッとした顔立ちだ。

将来は格好いい系の美人になるだろう。

「お兄さんは、私を綺麗って思いますか?」

「ん?いや、今のリムはまだ『キューティー』かな。あと十年くらいしたら『ビューティー』になるよ」

「…嬉しいです」

リムの髪と体を洗い終え、エレンの番だ。

湯船から出たエレンだが、風呂椅子に座らない。

「どうしたエレン?」

「んー…? ん〜?」

するとエレンが俺の水着をずり下ろした。

「をい!?」

「あ、一夏おねーちゃんって本当に男の人だったんだ…」

「今まで女と思ってたの!?もう会って一年だよ!?」

エレンが本気で俺を女と思っていた事にかなりショックを受けた。

いや、まぁ、たしかに俺は女顔だし髪も長いけどさぁ…

「口調とかでわかるだろ…」

水着を元に戻しながら言う。

「だって箒おねーちゃんや千冬おねーちゃんの方がおとこっぽいしゃべり方だもん」

あぁ…言われてみればだな…

「以後こういう事はするな。いいな?」

「はーい」

エレンを座らせる。

「一夏おねーちゃん」

「『おねーちゃん』ってのはかわらないんだな…」

「さっきリ
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