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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百五話
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「それに、どうして一夏が白騎士に勝てないって断定するのかがわからない。
あと世間で言うところの、って事は世間で言わない呼称を知ってるってこと」

んん…? あれ? もしかして刀奈って簪に言ってない?

刀奈に目を向けると、そっぽを向いていた。

「ねぇ、一夏。一夏ってもしかして…」

簪の口に人差し指を近付ける。

「簪、そこまでだ。そこから先はいけない。
知っていても、察していても、口に出してはいけない」

すると簪がコクンと頷いた。

だが素直に引く気はないらしい。

耳元に口を近づけたかと思えば…

「後で詳しく教えてね。私白騎士好きだから」

「あー…機会があれば」

「じゃぁ、今日か明日にでも」

「あっはい」






昼食は各々買い食いする事にした。

広場に屋台や出店が沢山出ていたのでそこで昼食を取る。

俺達は全員で十六人いる。

レストランとか空いてないのでこの方法だ。

「フィッシュアンドチップスでも食うかな…」

ちょうど屋台を見かけたので食べたくなった。

「イギリス名物だな」

「そそ。白身魚のフライとフライドポテトの盛り合わせ。
イギリス料理は不味いとか言うけど最近は美味しいらしいししな」

箒の呟きに答える。

「私もそれにしよう」

「おにーちゃん。ふぃっしゅあんどちっぷすってなぁに?」

と俺の後ろをついて来ていた円香に尋ねられた。

「円香も食うか?」

「うん!」

「そこの金銀も食べるか?」

「食べる!」

「たべます」

売店に行ってフィッシュアンドチップスのパックを注文する。

「<お姉さん。フィッシュアンドチップス四つちょうだい>」

俺、箒、円香、リム、エレンの分だ。

幼女三人は三人で二パックでいいだろう。

多かったらこっちで食えばいいし。

「<嬢ちゃん。そんなに持てるのかい?>」

「<こんな成りだけどもうジュニアハイだよ>」

「<ほぉ?小さいな。よっしゃ嬢ちゃん!
沢山食って大きくなりな!>」

というやり取りの結果おまけで一パック貰った。

箒達がベンチに座っていたのでそこへパックを持っていく。

「おいロリs。多かったら本音辺りに餌付けしてくるといいぞ。
あと刀奈を太らせたいなら止めはしない」

「わかった。本音おねーちゃんに持っていく」

「じゃぁ私は刀奈おねーちゃんに」

「えと…えと…」

刹那。俺の米神に向かってピックが放たれた。

ミストディスパージョンで分解し、飛んできた方を見る。

十メートルほど先で刀奈が本音の袖に片手手を突っ込んで、もう片方の手を俺に向けていた。


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