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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百五話
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トリックも、動機も全てを見通せる目を持っているのだ。
「俺達は、ミステリーの登場人物にはなれないな」
「あら?どうしてかしら?」
と刀奈に尋ねられた。
「完全犯罪もできるし、サイコメトリクスやテレパシーも使える。
ノックスの十戒に反しすぎている」
完全犯罪では話が始まらない。
犯人の心を読めばそこで話が終わる。
「でも、最近はそういうミステリーもあったわよ?
超能力を暴く系ミステリー」
あぁ…スペックか…。
「懐かしいな…」
こっちでも存在する物語だが、こっちでは見ていない。
だから、おれからすれば十数年ほど前だ。
「一夏はどんなスペック?」
「ん?それは魔法とか全部込みでか?」
「うん」
スペックかぁ…俺の能力をスペックで現すと?
いや…大抵の事はできるからなぁ…。
時間操作は流石にできないが、空間跳躍はまだできないけど目処が立ってるし…
「取り敢えず、死者蘇生と時空間操作以外なら大抵できるぞ」
「国を滅ぼすのも?」
「十分あればできる」
「地球を壊すのも?」
「がんばればできる」
「宇宙を壊すのは?」
「やり方を知らない」
更識姉妹がうわぁ…みたいな顔をした。
「言っとくが同じ事できる奴他にもいるからな?」
例えばキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード。
彼女がその気になれば、世界は滅ぶ。
死屍累生死郎が復活すれば、さらに一人。
束さんもその気になれば全てのISコアにアドミニストレイションコールして人類を駆逐できる。
セルピヌスコードで縛っているが、カンファレンスに命令すれば3日で世界を滅ぼせる。
あと、お前もできるだろう?なぁ奏。
『今は出来ねぇがな』
「へぇ…生身の一夏とISが戦ったら?」
生身かぁ…
「世代は?」
「へ?」
「だから、世代だよ。第一と第二には絶対勝てる。
だけど第零…世間で言うところの二つの白騎士には生身じゃ難しい。
あと第三…いや第四か第五辺りからたぶん勝てなくなる」
白騎士は、束さんの最高傑作…
ナイト・オブ・トレイターはカンヘルの試作機…
両機の基本フレームはサイコEカーボン…
ナイト・オブ・トレイターは俺しか扱えないが、ISを纏った方が戦える。
第三世代は思考操作兵装を搭載し始める。
恐らくここまでなら確実に勝てる。
だが、第四世代…マルチロールハイスペックを相手にするのはキツイかもしれない。
そんな事を考えていると、簪が不思議そうな顔をした。
「一夏。ISは最近第二世代がロールアウトしたばっかり」
しくった…
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