第34話
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」
一方リィンとセレーネにアルティナとゲルドと共に近づいたトワはリィンに謝罪し、謝罪されたリィンは苦笑しながら答え
「―――ところで次の演習地は報告通り、クロスベルなんですね?」
「クロスベル………ユウナの故郷だったわね。どんな所かしら……?」
アルティナはリィン達に次の演習地について確認し、アルティナの問いかけを聞いたゲルドは考え込んだ。
「う、うん……午後に説明する予定だけど。」
「生徒達を動揺させないよう、気を配る必要がありそうですね。」
「はい………特にユウナさんには………」
アルティナのマイペースさに冷や汗をかいて脱力したトワは苦笑しながら答え、リィンの言葉に頷いたセレーネは心配そうな表情でユウナの操縦するドラッケンに視線を向けた。
「うふふ、あの変わりよう………”駒”となるか”指し手”となるか、貴方はどう見立てるかしら……?」
「ふふっ、そうですね。――――”子供達”の一人としてどう取り込まれているか次第かと。」
一方レンはミュゼに問いかけ、問いかけられたミュゼは静かな笑みを浮かべて答えた。
午後――――本校舎の戦略会議室で生徒達に演習地の発表が行われた。合わせて同時期に”三帝国交流会”がクロスベルで開催される事も伝えられ……先月のサザ―ラント州での騒ぎも踏まえ、生徒達に檄が飛ばされるのだった。
〜本校舎・戦略会議室〜
「万が一の時こそ、諸君の出番だ!本校に劣らぬ事を示す為にも日頃の成果を見せてもらいたい!」
「…………うそ…………」
ミハイル少佐が生徒達に檄を飛ばしている中ユウナは信じられない表情をした後ランディに視線を向けたが、視線を向けられたランディは苦笑しながら肩をすくめた。
「…………っ………」
(ユウナ………)
ランディの様子を見て息を呑んだ後複雑そうな表情で黙り込んでいるユウナをゲルドは心配そうな表情で見守っていた―――――
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