第4話 アッテンボローの受難
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うだよね、敬遠するよね」
「フフフ」
そう言う噂話が流れる中、1人面白くなく歩いている男が居た。
彼の名は、ウィレム・ホーランド中尉、所謂リーファの見合い相手である。
彼としては軍内部でも実力があるロボス提督とのがりが持てるという算段からリーファの婿になる気があったのだが、その前に破談にされた為に非常に頭に来ていたのである。
自分が優れた人間であるのに、単なる第二次ティアマト会戦で活躍しただけの、
人間の孫にかっ攫われたのであるから、怒り心頭であった。
くっそー。ロボスめ!俺のことを目をかけてるとか言って、
娘婿に成るかとか言いながらそれを反古にしやがって!あーむかつく!!
この俺こそ、帝国を滅ぼす男!ウィレム・ホーランド元帥なのに!
俺が統合作戦本部長と宇宙艦隊司令長官になった暁には目にモノ見せてやるぞ!!
あはあははは、オーディンを長駆し皇帝を処刑するのは、この俺だ!!
コッパーフィールドの孫が下に来たら、特攻させてやるか。
いや、俺が元帥になり優雅な生活を送る中で、最果ての駐屯地で惨めな飼い殺しの方が、
一生後悔するだろうから其方にしよう、はははは、何にしても楽しみだ!!
気の毒なことに、アッテンボローは、ホーランドに一方的な敵視をされたのだった。
その原因を作った、当の本人は相変わらず、
校庭の隅で読書しながら、考え事をしていた。
んー、カリンが一昨年生まれたばかりだから、母親が亡くなるのが何時なんだろうか、
出来れば事故に遭わないようにしてあげたいんだけどな。
シェーンコップは今年ローゼンリッター小隊長任官か、今の内にがりを作っておくかな。
791年にはリューネブルクが亡命するけど、信頼関係作って於いて此方の戦力にならないかな。
あとは、艦隊運動のフィッシャーのオッさんにビュコック爺さんとかゲリラ戦のビューフォートとかに教えを請えれば良いのだけどね。
卒論で、並行追撃と無人艦突撃とD線上のワルツと死角からのミサイル艦攻撃とかの利点と欠点を事細かく書いてだそうかな、そうすれば、下手な人死にが減るからな。
ヤンのイゼルローン奪還方法を出すと、占領できるんだけどな。
問題は帝国領侵攻作戦が始まるかも知れないことなんだよな。
まあ、今の状態だと同盟の戦力は充実してるし、
ラインハルトも未だに軍にいないから成功する確率は高いんだけどね。
或いは791年7月頃に攻略すれば、ラインハルトとキルヒアイスをカプチュランカで捕虜にすることが出来るんだどけど、或いは793年に占領すれば、ロイエンタールとミッターマイヤーを捕虜に出来るんだが難しいかな。
問題はローゼンリッターなんだよなー。シェーンコップは信頼出来るんだけど、
それ以前の指揮官
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