第二十七幕:虹の華をつないで
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けど、俺は製本アルバムにはデジタルとアナログを混在させようと計画している。
時崎「そうなんだけど、手書きのコメントも必要なんだよ」
心桜「そうなの? 後で、デジタル入力するんじゃないの?」
時崎「今、デジタルアルバムで見てもらっている写真のいくつかは、実際に現像した写真と置き換える予定なんだ」
笹夜「なるほど♪」
時崎「全ての写真を現像するのは費用がかかるから、印刷と、本物の写真、そしてコメントもデジタルとアナログで色々と詰め込みたいんだ」
心桜「そういう事ね・・・色々と考えてるんだね」
時崎「まあね。写真の現像やアルバムの製本は、3日くらいかかるらしいから、俺がこの街に居る期間よりも少し早めに仕上げなければならなくて」
七夏「・・・・・」
笹夜「七夏ちゃん!?」
心桜「製本依頼をした後に撮影した写真はどうなるの?」
時崎「アルバムの最後に、後から写真を追加できる余白のページを用意してもらえる事になってるから」
心桜「なるほど、流石! 写真の事になると隙がないね!」
時崎「まだ、完成してないから焦ってはいるんだけど」
心桜「ま、あたしたちで出来る事があれば、引き続き協力するから!」
時崎「ありがとう! 心強いよ!」
心桜「笹夜先輩! つっちゃーも同じだよねっ!」
笹夜「ええ♪」
七夏「え!? は、はいっ!」
時崎「デジタルアルバムは、完成したら七夏ちゃんのMyPadにも贈るつもりだから、そっちでも見れるようになるよ」
七夏「ありがとです☆」
心桜「んー! こんな作業をずっと続けると、肩が凝るよねー。体を動かしたくなってくるよ」
七夏「体を動かせる遊び・・・」
心桜「つっちゃー! ラケット持ってたよね?」
七夏「はい☆ お庭で遊びますか?」
心桜「そだね♪ お天気もいいし!」
七夏「柚樹さん! 笹夜先輩も、ご一緒にどうですか?」
笹夜「ラケットって?」
心桜「バドミントンだよ!」
時崎「なるほど、俺は構わないよ!」
笹夜「私にできるかしら?」
心桜「気軽に楽しめると思うよ!」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
皆で一階の庭まで移動する。
心桜「うんうん、いい天気! 風も吹いてないから、絶好のバドミントン日和だねっ!」
笹夜「そんな日和があるのかしら?」
心桜「あるある!」
七夏「ここちゃー! これかな?」
心桜「ほら! あった!」
笹夜「『ある』が別の方に繋がって−−−」
心桜「笹夜先輩! 難しい事考えないで気軽に参りましょー」
笹夜「は、はい!」
天美さんは、七夏ちゃんからラケットを受け取ると、軽く素振りを始める。その動きがとても素早いので、七夏ちゃんや他の人は付いてゆけるのかと思ってしまう。
心桜「うーん・・・」
七夏「どしたの? ここちゃー?」
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