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Epica15-A局員狩り〜Secret Maneuvers〜
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・。今までにないくらいに怒りを覚えた。だから「助けるよ、お兄ちゃん」って、お兄ちゃんの胸を両手で押して離れる。

「君はまだ・・・!」

「あたしの名前は、ティアナ・ランスター! 執務官を夢見ていたお兄ちゃん――ティーダ・ランスターの妹! その意志を継ぎ、本局次元航行部所属の執務官になった! 管理局員として、最後の大隊メンバーであるあなたを逮捕し、妹として・・・お兄ちゃんを救い出す!」

「あたしも手伝うよ、ティア! ティアには、あたしのお母さんの解放を手伝ってもらったし! 何より親友の一大事だからね!」

「ホント心強いわ、あんたが一緒にいると」

「えへへ♪」

スバルと肩を並べて、「管理局員・・・!」って驚きを見せてるお兄ちゃんと対峙する。お兄ちゃんは「なるほど。僕を惑わせて、隙を突いて拘束するつもりだったのか」って頭を振って、あたし達を睨み付けてきた。胸がズキッと痛むけど、今はとにかくお兄ちゃんを取り戻すことが最優先。

――トランスファーゲート――

変身と武装をされる前ならひょっとして、と考えていたその矢先、例の転移スキルが使われた証である空間の歪みがお兄ちゃんの側に生まれて、「同志アングマール。新たな指令よ」って言いながら逆五角形の女性仮面持ちが出現した。

「目の前にいる管理局員2名・・・捕獲です」

女性仮面持ちがそう言うとお兄ちゃんは「了解」って簡潔に答えて、最後の大隊の制服らしい学ラン、学生帽、マント、そして目出し帽に恵比寿の仮面っていう格好へと変身。右手にはお兄ちゃんの局員時代の頃から使ってた拳銃型デバイス・“ピースメーカー”。左脇に挟み込むように持つ銃身が3本ある2mくらいの砲塔型のデバイス。

「場所が最悪だけど、手加減も出来るわけもなし! スバル!」

「うん! やろう!」

あたしとスバルも防護服へと変身した。さて、出来るだけ墓地を荒らさないようにお兄ちゃん達を撃破して逮捕するには、いったいどうしたものか・・・。

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