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仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
序章〜全ての始まり、守護者の刃〜
第3章 激闘!ディエンド編
第46話『ハート トゥ ハーツ』
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男が殴り合いをしていた。一人は橙と白の装甲を全身に纏い暴力的な拳で殴りにゆく男、カズマ。もう一人は青紫の鋭角的な装甲を纏い男の拳を素早く回避し、腕の刃で戦う男、劉鳳。
「いい加減くたばりやがれよ!」
「それはこちらの台詞だ。貴様も立っていられるのがやっとだろう、カズマ!」
「それはお互い様だろ、劉鳳!」
二人の殴り合いは続く。
「思えば、俺が秩序を乱すネイティブアルターに振り回されたのは貴様が初めてだったな。」
「そういやあ、あんときに言っていたNPなんちゃらってなんだ?」
「あれか。NP3228か、あれは貴様の犯罪者番号だ。」
「人間を番号で呼んで楽しかったんか?」
「あれが楽しかったように見えるのか?」
「馬鹿な俺にだって、つまらなそうに見えていたよっ!今こうやって俺と喧嘩している方が楽しそうに見えるぜ!」
「それは嬉しくない褒め言葉だな!」
馬鹿の殴り合いは終わらない。
「そういやあ、お前も変わったよな!前は人のことをゴミ溜めみたいに言っていたけどよ、今じゃ俺と何も変わらねえ!」
「それは違うな!俺はロストグラウンドに合わせた秩序を作るだけだ!」
二人の拳が伸びるが、
「いい加減にして下さい!」
雅は二人の拳を片手で受け止める。
「てめえは、雅じゃねえか!」
「凪風か!一体何の用だ!」
「かなみさんの伝言を預かってきました!」
「かなみから!?」
「何!?」
雅の言葉で二人の動きは止まり、
「カルテットバインド!」
雅は二人を拘束する。
「話す前に、二人とも怪我の手当てをします。話が終わればまた好きなだけ喧嘩をしていいですから、体が無事でないと喧嘩も出来ないでしょう。」
雅は治癒魔法で縛り上げた二人を治療し、二人に事の経緯を話した。
「なるほどな。泥棒がカズマを狙っているというわけか。」
「なんだよ。そんな簡単な事かよ。回りくどく話すなよ、雅。」
「そんな簡単な話ではないから順を追って話したんです。」
雅は呆れるように言う。
「難しいもんか!要するに、いつも通りこの拳でぶっ飛ばせばいいんだろう?」
「海東にはそんな単純な戦闘は通用しません。」
雅がカズマに説明していると、
「その通りさ。でも、そろそろ僕の邪魔をしないでほしいな。」
海東が現れる。
「凪風、奴がお前の言っていた…」
「はい、奴が海東大樹です。」
「へっ、俺を狙っているっつーからどんな奴かと思えば、ひょろっちい奴じゃねえか!」
カズマはシェルブリットを纏い海東に殴りかかるが、
「おっと、そうはいかないよ。変身!」
【KAMEN RIDE-DEEND-】
カズマの拳をディエンドライバーで受け止め、海東はディエンドに変身。そのままカズマの肩を狙って撃つが、カズマはシェルブリットの手の甲で受け止める。
「さて
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