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マイ「艦これ」「みほ3ん」
EX回:第54話(改2.0)<姉妹と想い>
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「素敵っぽい」
思わず夕立が小躍りしていた。

直接、お前には関係ないのだが……そのストレートさは夕立らしい。

「お前の『2号』がこの場に存在していなくて本当に良かった」
思わず言ってやった。

「ぽい?」
私の想いが理解できず首をかしげる夕立。

「いいよ、深く考えるな」
私は打ち消すように手を振って肩をすくめた。

 聞くと日向たちは『量産型姉妹』の面倒を見るという。

許可も出ているから後は任せよう……赤城さんと夕立その他、現場を見学していたメンバーは取り敢えず敬礼をして地下を出た。

 私たちは廊下でブルネイの吹雪とすれ違った。
彼女は感動した表情を浮かべた。
「す、すごいです赤城さん……私も、あんな風に強くなりたいです!」

「そうね。頑張ってね」
正規空母は微笑んだ。

「はい!」
笑顔を返す駆逐艦。

だが、はしゃぐ吹雪を見た赤城さんは複雑な表情を浮かべていた。

(吹雪さんは駆逐艦。すぐ逝くってことはないわよね……)

そんなことを思っているのだろうか?

(……いや、そういうのは縁起でもない)
私は思わず自分の考えを否定した。

(絶対に、そうあって欲しくない!)
純粋にそう感じた。

そんな私に赤城さんが歩きながら話しかけて来た。
「つらいです司令……運命には(あらが)えないのでしょうか」

「そうだな。私も辛い」
なぜか赤城さんを前にして本音が出た。

もし、ここが公的な場でなければ彼女と二人で抱きあって泣き出していたかも知れない。それほど胸の詰まる一時だった。



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