暁 〜小説投稿サイト〜
提督していない提督による騒がしい日常
戦線復帰
[4/4]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き
ざいました!!」
それを聞いてた医師と看護師達はそれぞれ
「行ってらっしゃい」
「もう来るんじゃねぇぞ」
「元気でね、吹雪ちゃん」
と思い思いに声をかける
最後に敬礼をして吹雪はお世話になった病院を後にした
「いままで吹雪をありがとうございました」
「いいってことよ、彰人。全部終わったらうちに就職しろよ。まだ覚えてるんだろ?学校で学んだことは」
「忘れるわけがないじゃないですか。俺の使命が終わったらいつか、ここの門を叩きに来ますよ」
「はっ、いつかわからねぇが待ってるぜ」
では。と俺は敬礼をしてからフロントから外へと足を踏み出した



とある昼下がりの執務室...
「おいおい吹雪、腕が落ちてるんじゃねぇか?」
「しょうがないじゃないですか、かれこれ2年以上撃ってないんですから」
「霞と曙を見てみろ。外してねぇぞ」
「あの2人は元々強かったですし...」
俺は吹雪の演習結果を見て少々ビックリしている
八割命中。いまの吹雪の結果がこれだ
2年撃ってないのにこれかよ...
親父の頃の資料は残っていないが、あの2人(曙、霞)の言葉を聞く限り元々は九割命中でも悪い方だったらしく
なかなかの戦闘狂だったとのこと
「またあの高揚感を味わえるのが楽しみですね...」
「うーん、戦闘狂...どっかにいたような」
あぁ、そういえば...
「なあ吹雪」
「何でしょう?提督」
「お前、飛龍と演習でもしてこいよ」
「はあ、飛龍さんとですか?」
おう、と俺は頷く
「まあ暇があったら頼んでみることにしますね」
では、と吹雪は執務室を後にした
「さあて、飛龍さんよ。あいつはどこに行きやがったのかな」
俺は万年寝不足の重い瞼を伏せると、執務机の椅子に背を預けながら、意識を深い深い海の底に落とした


これから先に1つ、また1つと乗り越えるべきものが増えていく
そんなことは露知らず気ままに過ごした1日であった
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ