無 視☆
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駒王学園にて急遽行われることになった和平会議。
その会議には天使・堕天使・悪魔の全ての陣営の首脳陣が参加していた。
先の大戦で全ての陣営が修復し難い傷を負うことになった三つ巴の闘い。
その闘いで四大魔王を含める、聖書の神までもが亡き者になった。
此度の会議は今後の三大陣営の未来ある明日へと繋げることを目的とした会議なのだ。
天使長・ミカエル
堕天使総督・アザゼル
魔王・サーゼクス・ルシファー&セラフォルー・レヴィアタン
そして、北欧から出向いた北欧の主神であるオーディンとその付き人であるロスヴァイセ
そう、今や世界でも有数の実力者達がこの場へと赴いていた。
無論、ウィスの姿も。
その場でウィスは此度の会議を開く契機となったコカビエル討伐の詳細の説明を行う。
だが、突如としてテロリスト集団である禍の団の襲撃を受けることになる。
とは言えウィスは特に何もしていない。
会議室の場に赴いたカテレアを煽り、紅茶を飲み、ロスヴァイセを紹介され、泣き崩れたロスヴァイセを慰め、オーディンを吹き飛ばしただけだ。
世界にはその世界の流れというものがある。
あの時、あの場所でこうしていれば未来は変わったという、所謂歴史の分岐点と呼ばれるものが。
借り物とは言え強大な力を有する自分がその時代に介入することは後の世に大きく影響を与えてしまうことをウィスは十分に理解している。
故に、ウィスは最悪の事態にでも陥らない限り、むやみに力を振るわないように心掛けているのだ。
そして今日もウィスはその信念を胸に中立者として目の前に広がる惨状をただ傍観する。
前方には禍の団との戦闘を終わらせ、リアス達を含めた全員がグラウンドへと集合していた。
そんな中、宙に浮遊するは禍の団をこの場に招き入れた首謀者であるヴァ―リ・ルシファー。
そんなヴァーリに対面するはウィス。
今、ウィスとヴァーリの両者がこの場で対峙していた。
もっとも当人であるウィスは全くこのような事態を望んでいるわけではなかったが。
「…俺、ニ天龍の一角である白龍皇、ヴァーリ・ルシファーは君に決闘を申し込む。」
ヴァーリは躍動感を胸に抱きながらウィスへと宣戦布告を行う。
己が見定めた強敵へと。
「…はあ。仕方がないですね。貴方の相手をしてあげましょう。」
この手の手合いは言葉による説得よりもその身に教えた方がいいことを知っているウィスは嘆息しながらも椅子から立ち上がる。
戦闘狂とは揃いもそろって、人の話を聞かない。
本当に融通が利かない奴らばかりであ
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