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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
第30話
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まった”女子トーク”に自分まで槍玉にあげられた事にティータは恥ずかしそうな表情で顔を俯かせ、セレーネは呆れた表情で再び注意をし

「……カオスですね。」

「ミュゼ……あんた狙ってたでしょ?」

「”狙う”……?あ……言われてみればミュゼのセレーネ教官への質問をきっかけに、この状況が作り上げられたわね……」

「ふふ、何の事でしょう?」

その様子を見守っていたアルティナはジト目で呟き、ジト目でミュゼに視線を向けたユウナの言葉の意味がわからなかったゲルドだったがすぐに理由を察すると納得した様子で頷き、ユウナに視線を向けられたミュゼは静かな笑みを浮かべて答えを誤魔化した。



男子 導力端末入門



〜同時刻・端末室〜



一方その頃男生徒達は導力端末の操作の仕方の授業を受けていた。

「―――概要は以上だ。ここから先は自習だ。サルでもわかる課題プログラムを財団から取り寄せた。各自、画面に従って一通りの課題をこなすといい。相談は自由―――以上だ。」

モニターに映っている内容を一通り説明をした導力端末入門の教官を務めるシュミット博士はその場から去り、シュミット博士のマイペースさにその場にいる全員は冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。

「えっと………」

「……マジですか?」

「うふふ、そのようね。わからない事があったら、アドバイスをしてあげるわ。こう見えてもレンは以前IBC(クロスベル国際銀行)やRF(ラインフォルトグループ)にハッキングをした事もあるから、導力端末の技術も”それなりに”自信があるわよ♪」

我に返ったウェインとスタークの質問に苦笑しながら答えたレンは小悪魔な笑みを浮かべ、レンのとんでもない発言に生徒達は再び冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。

「ま、でもできる限り自分達で解いた方が身に付くと思うわよ?」

「やるしかないか……」

「あーあ、今頃女子はキャッキャウフフな感じでお菓子作りしてんだろうなぁ。」

「オレたちは次の時間、カレー作りやもんなぁ。」

「まあいい。とにかく始めよう。」

「………ハッ…………」

そして男子生徒達は導力端末の操作を相談しながらやり始めた。



「ふむ……多分こうすれば行けるんじゃないか?」

「クッ……機甲兵の操縦より遥かに難しいんだが……」

「またループか……だが、何とか行けそうだ。」

「な、何となくわかってきたような……」

「ううむ、これはこれで面白いじゃないか……!」

「……………」

「おいおいクルト………何でそんなスラスラ解けんだよ?」

「は〜、ジブン。今日が初めてなんやろ?」

男子生徒達がそれぞれ悪戦苦闘している中クルトは流れるよ
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