第30話
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だけど教官の婚約者の人達はみんな凄い美人ばかりだし、格好いいラウラさんや滅茶苦茶可愛いフィーさんの事を考えると残り一人も女のあたし達でも羨ましがるような素敵な女性なんでしょうね………それにエリオットっていう人も可愛いし、フォルデさんは不真面目な性格みたいだけど何だかんだ面倒見のいい先輩っぽいし、婚約者がたくさんいる件といい、恵まれすぎでしょ、あの人!」
「落ち着いてください、ユウナさん。」
「あ、それもアリですね♪乙女の嗜みという意味では!」
(”乙女の嗜み”って何の”嗜み”なのかしら……?)
「な、何がなんだか……」
若干憤っている様子のユウナにアルティナは困った表情で指摘し、小悪魔な笑みを浮かべたミュゼの言葉の意味がわからないゲルドが不思議そうな表情で首を傾げている中ティータは苦笑していた。
「なになに、リィン教官の話?確かにカッコいいけど、この学院、他にもハンサムな人が多いよねぇ。」
「ああ、ランドルフ教官もイケメンだしミハイル教官もやかましくなければ悪くない顔立ちだね。」
「ランドロス教官は……その……顔は仮面で隠していますけど、とても豪快な性格が魅力的ですものね……」
「いや、意外に思うかもしれないけどあの人、ああ見えてリィン教官と同じ既婚者――――それもとびっきり美人でスタイルも抜群な奥さんがいるから。」
「ふふっ、そう言えばそうだったわね。ランドロス教官には失礼になるかもしれないけど、まさに”美女と野獣”のような夫婦よね、お二人は。」
するとその時他の女生徒達も調理の手を止めて第U分校の男性達について話し合い始め、タチアナがふと呟いた言葉を聞いたユウナはルイーネの顔を思い浮かべて呆れた表情で指摘し、ユウナの指摘を聞いたゼシカは苦笑し
「あー……でも、言われてみればそうよね……まあ、17人も奥さんがいる癖に”娼館”に時々通っているクロスベルのもう一人のとんでもない女好きのエロ皇帝よりはよっぽどマシよ。あのエロ皇帝の政策のせいで、メンフィル帝国でしか公に認められていなかった”娼館”―――売春行為を行う違法施設がクロスベル帝国でも公共施設扱いになってそんな施設がクロスベルにまでできたんだから。全く、確かに顔はイケメンで”女性”に関わる事を除けば魅力的な男性なのは認めるけど、とんでもない女好きでしかもエッチな事が大好きなあの性格が良い所を全部台無しにしているわ……何であんな女好きエロ皇帝にリセル教官やエルファティシア先輩、フラン先輩が………ブツブツ………」
「ア、アハハ………」
ゼシカの指摘を聞いたユウナはランドロスとルイーネを同時に思い浮かべてゼシカの指摘に同意した後ヴァイスの顔を思い浮かべてジト目になってブツブツと小声で文句を言い始めたユウナの様子を見た女
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