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英雄伝説〜西風の絶剣〜
第45話 王都での再会
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て外国を周り武者修行の旅をしているところだ」
「もうそこまで話が進んだのか、流石だな」
「そなたこそ八葉一刀流を学び二つ名まで得たのであろう?流石は私の好敵手だ」
「はは、俺なんてまだまだだよ」


 そうか、ラウラは等々中伝を授かれるところまで来ていたのか。前に手合わせをしたときもかなり強くなっていたしこれは俺もうかうかとしてられないな。


「しかし私としてはそなたたちがリベールにいる事に驚いたぞ。確かリベール王国は猟兵の運用は禁止されていなかったか?それとも観光で来ていたのか?」
「あ〜……話をすると長くなりそうだからご飯食べながらでもいいか?」
「うむ、私も昼食はまだだから丁度いい」


 こうして俺とフィーはラウラも連れて西街区に向かう事になった。



―――――――――

――――――

―――


「……なるほど、そんなことがあったのか。そなたたちも色々なことに巻き込まれるのだな」
「否定はできないな、今こんな状況だし時々自分が怖くなるよ」


 バラルに着いた俺たちは匠風ライスカレーを注文して今は食後のコーヒーを貰いながらこれまでの事をラウラに話している。
 本当は情報漏洩に繋がる良くない行為だが小さい声で話しているし店の隅にある席だからマスターにも聞こえないだろう。それにフィーが警戒しているから盗み聞きをしている奴がいれば分かる。


「しかし帝国でそんなことがあったのか。レグラム支部は幸い何事も無かったが遊撃士協会の支部を襲うとは何とも愚かしい行為だ」
「そうだな、まあカシウスさんが解決に向かったしそろそろ帰ってくると聞いたから俺たちもようやく帰れそうだ」
「カシウス・ブライト殿か、お会いしたことはないがかなりの強者なのだろう?」
「ああ、俺が出会った人たちの中ではトップクラスの実力者だ。前に一回手合わせをしてもらったがフィーと二人がかりでも敵わなかったよ」
「そうか、一度お会いしてみたかったな」


 ラウラは相変わらず強い人物の事を聞くと挑みたくなるようだ、そんなラウラのワクワクした様子を見て俺とフィーはクスッと笑った。


「でもよく一人で旅をする許可が下りたよね、反対はされなかったの?」
「父上は最近は私のしたいようにさせてくれるし門下生たちも快く見送ってくれた。ただクロエたちが猛反対して説得するのに大変だった」
「まあクロエたちならそうするよね」
「変わらないな……」

 クロエ、シンディ、セリカの3人組は相変わらずのようで俺たちは苦笑した。前に出会った時も警戒されていたし俺はあまり好かれて無い様だ。


(……なんて考えているんだろうけど、あの3人も前よりはリィンに当たりが強くなくなったんだよね。セリカやシンディは「私たちも
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