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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第663話】
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ット・デュノアが探偵の出で立ちで口にはパイプを咥わえ、可愛らしくウィンクしてポーズを決めていた。


「シャルロック・ホームズ……一体何者なの……?」


 簪がごくりと生唾を飲むと、不適にシャルロックことシャルは微笑む。


「僕はただの探偵さ。 ――じゃないよ!! 何やらせるの!? ていうかこの服、何で着てるの、僕!? 後、僕ってそんなに男の子に見える!? 僕は女の子だよ! そりゃ最初は男装してたけどさ!!」

(そう言いながらシャルって、ノリノリでホームズの格好に着替えてるじゃん)


 憤るシャルだが、何故その格好をしたのかはシャル自身が着たんだからと思わず美冬は思ってしまった。


「てかあんまり騒いでるとヒルト達にバレちゃうよ!?」


 美春の指摘に、慌てて口を塞ぐ一同――バレてはいなく、三人は入場ゲートを潜った先にあるテーマパークのマップを見ていた。


「ヒルト、何処に行くのかな?」

「……というか、自腹切ってあたしたち、何でこんなことを……」

「それは、か、彼が間違った事をしない為だ!」


 未来、鈴音、エレンと続き、セラが一言。


「思いきって合流したらデートに参加できる」


 そんな一言、三人のやり取りを見るより合流してなし崩しにデートの雰囲気をなくした方が良いのではとも思っていたら――。


「ちょ!? いつの間にかヒルト達居なくなってるじゃん!?」

「「え!?」」


 コントとセラの言葉、一瞬の合間にヒルト、セシリア、ソフィーの三人は消えてしまっていた。


「お、お姉ちゃんどうしよ――」


 簪が隣にいる楯無に声をかけるも、既に彼女の姿はなく、扇子のみが置かれていた。


「先手必勝」


 扇子に書かれた言葉の意味に気付いた面々は、声を大にして叫び、周りの客から注目を浴びることになった。


「あ、あはは……さ、叫んじゃってごめんなさい!」


 恥ずかしさで未来は思わず周りに謝ってしまった。


 テーマパークの中央にやって来た三人。


「一応マップは見たけど、二人は行きたい所はあるか?」


 ヒルトがそう告げると、セシリアからまず口を開いた。


「わたくしはお任せしますわ。 遊園地は殆ど経験がありませんもの」


 セシリアの言葉に、ソフィーは小さく頷くと。


「それじゃあ、皆でドッグパークに行こうっ♪」

「ドッグパークか……」


 名前の通り様々な犬がいる場所だ、ヒルトは軽く興味をもち、それを敏感に感じ取ったセシリアは――。


「あら、それは良さそうですわね♪ ヒルトさんも、いぬきちだけじゃなく他のワンちゃんとも関わり
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