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転生旅行
第十八部[Fate物語]
原作開始前
第七の物語[ヘタレ脱却宣言【イアソーン】]
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ここでも文明が滅んでいるんですね」

「おのれセファール」   (濡れ衣

「セファール?」



・・・

「ねぇ、師匠(せんせい)

「なんだいイアソン君」

「オラリオっていうのは何ですか?」

「神様が暇潰しに作った娯楽の都市かな」

「暇潰し?」

「今ほど神様が現世にチョッカイかけてなかった時代で、一つの街だけ関われるってルールで楽しむためにダンジョン作ってたの」

「でも都市の外にも神様いるんですよね?」

「神の力を使わないルールだったから外でも普通の人ぐらいの力しかなかったし」

「それって、滅ぼされませんか?」

「一定以上のダメージを負うと天界に強制転移だから死ぬことは無かったんじゃないかな?」

「獣人とか居たのか」

「今もいるじゃん・・・ケイロン君とか」

「ああ、うん」

「アタランテちゃんもそうだよね?」

「ダンジョンって?」

「アステリオス君が創る迷宮みたいなもんかな」

「へぇー」


・・・


「ねぇ、師匠(せんせい)

「なんだいイアソン君」

「この巻でついに人外になっているのですが・・・」

「やったね」

「妖怪の合成体?」

「否定するほど間違って無いかなぁ」

「竜とかになれるんですか?」

「なれるね」

「何竜?」

「黒竜」

「強いんですか?」

「前君が乗っていた竜よりは強いよ」

師匠(せんせい)より弱い事は解ってますよ」

「ゼウスより強いよ」

「え・・・全知全能の神より強いんですか?」

「全知全能も宇宙を焼き尽くせる雷を操れるのもデマだよ」

「そうなんですね」

「真に全知全能なら不倫しても奥さん(ヘラ)が怒らない方法を試しているはずだ」

「凄い納得できます・・・」


・・・

「読みごたえがありましたね」

「私は正直恥ずかしかったけどね」

「英雄軌跡と烏の旅路ですか」

「英雄軌跡はこれからも書き続けるけど烏の旅路は適当な所で殺しておくかな」

「まあここから先は僕の目で見てればいい事ですもんね」


・・・


紙で書いてた弟子達の軌跡が金属の本になったよ。

重かったので軽量化と自動修復の魔法を掛けておいたけど、

それでも数千冊にも及ぶ本をイアソン君は修行が終わったら持ち帰るのだろうか?

まあ修行が終わったら無限に本が仕舞える本棚でもプレゼントすればいいか。




イアソン君の得意な事

速読・・・一冊5分ほどで読み終わる

影分身して作らなかったら間に合わなかった気がする



・・・


ケイロン君
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