停止教室のヴァンパイア
三大勢力会議
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驚愕の表情を浮かべ、ウィスを凝視していた。
「じゃ…、じゃあ、ウィスさんは…。」
信じられないとばかりに木場はウィスを見据える。
見ればリアス達も目を大きく見開き、ウィスが肯定したことに頭が追い付いていないようだ。
「ええ、確かに私は天使に相違ありません。」
突然の暴露。
空いた口が塞がらないとはこのこと。
誰が合図であったか。
彼女達の止まっていた時間が即座に動き出し、この場の全員が甲高い声を上げた。
途端、オカルト研究部の部室内はリアス達の驚愕の声が支配するのであった。
「えっ…と、じゃあ、ウィスさんは一体何歳なんですか?」
そんな中、わなわなと震えながらウィスへと問いかけるは一誠。
「…私の、年齢ですか?」
これはまた珍しい質問をする。
ウィスは一誠の問い掛けに対して左手の掌を顎に乗せ、静かに思考した。
自身の実年齢を。
そんなウィスをリアス達は固唾を飲みながら見詰める。
「ふむ、そうですね…。私の実年齢ですが…、軽く4000歳は越えていることは確かですね。」
そう、4000歳。
4000歳である。
「4000歳ですか!?」
「4…4000歳…!?」
口をあんぐりと開けざるを得ないリアス達。
「じゃあ…、ウィス、貴方は何らかの力でその見た目を保っているのかしら…?」
想定したくもない可能性を脳裏に浮かべてしまうリアス。
そう、ウィスの真の見た目が皺くちゃの老人の可能性をだ。
そう、決してこれはただの好奇心から来る質問に過ぎない。
例えウィスの真の姿が老人であろうと自分には問題はない。
これはそう、乙女心的な問題だ。
「いえいえ、これが私の素の姿ですよ。別に姿を偽っていなどいません。」
ほっ、とリアスは静かに心を撫で下ろす。
だが見た目が変わらないということは…。
「じゃあウィス貴方…。もしかして不老不死ってことなの…?」
「ほほほ、さあ、それはどうですかね?」
ウィスは朗らかに笑い、その真偽に答えることはない。
「えっと、それではウィスさんは主の遣いであるということなのでしょうか?」
次に質問を行ったのはアーシア。
かつて主に仕えていた身としてはどうしても気になってしまうようだ。
そんな彼女の質問に対しウィスは…
「それは愚問ですね。私が嫌悪している神に仕えているわけがないでしょう…!」
青筋を浮かべながらウィスは激怒する。
やはりウィスは天上の神々のことを酷く嫌悪しているようである。
「ひぃ…!すみません…。」
アーシアは涙目だ。
やはりウィ
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