暁 〜小説投稿サイト〜
IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第662話】
[3/5]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
身が姉の名前を汚しているとは思わないかい?」
エレンの正論に、ぐうの音も出ない一夏に次に掛けられた言葉は直球だった。
「死ね、教官の弟じゃなければ私が死刑にしてやるのだがな。 だから貴様自身死ね、自ら死ね」
「ぐ……!」
「…………」
シャルに至っては其処に一夏が存在してないように無視していた。
続々と集まる生徒達。
女子同士のコミュニティによる噂は瞬く間に拡がりを見せ、口々に色々言っている。
「織斑、いくらなんでも浴場に突撃はやべぇだろ。 てか気付けよ」
「おー? せっかくだから張り付けるかー?」
「流石にそれはダメ。 乙女の肌は神聖なもの、添い遂げる相手以外に見せたいとは私も思わない」
「エミリアもドン引きだよー。 唐変木でいくら気持ちに疎くてもこればっかりはダメだって普通ならわかるよー? ねー、ヒルトくーんx」
理央、玲、セラにエミリアと言葉が続き、更に噂を嗅ぎ付けた更識姉妹も現れた。
「流石にそれはダメよ、一夏く――じゃなく、織斑くん?」
「一夏……変態趣味……。 ヒーローなら……こんなことしない……」
現れた楯無は扇子を開くと其処には『懲罰覚悟』の文字が。
一方で簪は当初一夏をヒーローとして見ていただけに今回ので止めを刺されただろう。
そして、美春に未来がやって来て――。
「織斑一夏! 正座で反省なんて誰でも出来るんだからね!?」
「そうよね。 事も大事だし……てか内容が内容だけに教師陣に報告しても会議が増えるだけだから。 取り敢えず織斑くんには暫く浴場の使用禁止とクラスの女子全員に食堂のデザート好きなのを奢ってもらうってのはどうかな?」
所々から賛成ーという声が聞こえてくる、女の子は甘いものに弱い。
それはさておき、風呂好きの一夏が浴場使用禁止に黙ってるわけはなく――。
「ちょ、ちょっと待てよ未来!? 俺だって反省してるし、浴場禁止までは勘弁してくれよ!?」
「……あのね、織斑くん? 事の重大さがわかってないようだけど、今回の一件学園側に報告したら緊急会議物だよ? 織斑先生だって監督不行き届きで懲罰か減給は必至だし。 君が織斑先生を守りたいならこれで譲歩しなきゃ、君だけが反省室に入るだけじゃなくなるし、日本代表候補生(仮)って肩書きも危うくなるよ? 私達の譲歩もこのラインが限界かな、それだけ女の子は裸を見られたのに敏感になるし、織斑くんだからこの程度で済んだって思ってほしいな」
未来の説明に、ガックリ項垂れる一夏――こんな目にあってるのにヒルトも成樹も擁護はしてくれない。
そういった小さな積み重ねが、一夏の心に小さな黒い染みが出来て
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ