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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
外伝〜槍の聖女流特訓法〜後篇(1章終了)
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状況に陥りかけましたし……」

ミハイル少佐の終了の合図を聞き、ランドロス以外の教官陣は全員疲労した様子で地面に跪いている中、ランドロスとレンの称賛にトワは苦笑しながら答えた。



「フフ、見事です。―――では今私と戦った教官陣は一端下がり、次にミハイル少佐と生徒達全員が前に出てください。」

「”ミハイル少佐と生徒達全員”って事は………」

「まさか………分校長お一人で、連戦で僕達全員とミハイル教官をお相手するつもりなのですか……?」

リアンヌ分校長の指示に生徒達全員が驚いている中ある事を察したカイリは信じられない表情をし、スタークは困惑の表情でリアンヌ分校長に訊ねた。

「ええ。ただし、教官陣と違って貴方方には”ハンデ”と言った何らかの条件は付け加えませんので各自全身全霊を持って私に挑んでください。なお、私は”ハンデ”として先程の条件に加えて10分間、防御並びに回避に専念します。」

「じ、10分間防御と回避に専念するという事は………」

「いや〜、分校長の優しさには驚くばかりだぜ。要は分校長はオレ達のサンドバッグになってくれるって事なんだろう?」

リアンヌ分校長の説明を聞いてある事を察したタチアナが信じられない表情をしている中アッシュは不敵な笑みを浮かべてリアンヌ分校長に確認した。

「ふふ、あくまで自発的に攻撃を仕掛けないだけですから、カウンター程度はさせてもらいます。なお、10分経てば私も自発的な攻撃を開始しますが…………先に宣言しておきます。”私が攻撃を開始すれば、10秒以内かつ本来の5分の1の力で貴方方全員を無力化します。”」

「じゅ、10秒以内で……しかも教官達と戦った時よりも更に力を落として僕達全員を無力化するって………!」

「……随分と舐められたものだね。」

「だけど、先程の教官達との戦いて見せた分校長の実力の一端を考えると、分校長なら本当にやりかねないかもしれないわ……」

リアンヌ分校長が口にしたとんでもない宣言にその場にいる多くの者達が血相を変えている中ウェインは信じられない表情をし、レオノーラとゼシカは厳しい表情でリアンヌ分校長を見つめ

「むっかー!確かにハンデ付きで教官達と互角以上に戦った分校長ならあたし達なんてあっという間に無力化できるでしょうけど、幾ら何でもあたし達生徒全員とミハイル教官を10秒以内で、しかも5分の1の力しか出していない状態で無力化なんてできませんよ!」

「…………そうですね。確かに分校長はとんでもない”化物”ですが、さすがに私達を過小評価し過ぎだと思われるのですが?」

「―――――――」

「ヴァンダール家の剣士の一人として……そして、第U分校の生徒としても、貴女のその宣言、覆させてもらいます……!」

「は
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