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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
外伝〜槍の聖女流特訓法〜後篇(1章終了)
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れた表情で溜息を吐いた後声を上げ、ランディの反応を面白がっているレンの説明を聞いたランドロスは不敵な笑みを浮かべた後豪快に笑い、トワは疲れた表情で肩を落としたがすぐに立ち直ってリィン達に新たなる指示を出してリアンヌ分校長との戦いを再開した。



「な、何、この戦い……!”特別演習”で教官達が”紅の戦鬼”達と戦った時とも比べ物にならないわよ!?」

「というか近代兵器でもあんな威力は出せないと思うのですが。」

「それに教官達が束になって連携して、何とか互角に持ち込んでいる状況でありながら、分校長はまだ半分の実力しか見せていないのか………分校長もそうだが、教官達も”本気”を出してぶつかり合えばどのような凄まじい戦いになるんだ……?」

リィン達の自分達の次元とは遥かに違う凄まじい戦いを見守っていた生徒達がそれぞれ驚いていたり信じられない表情をしている中驚きの声を上げたユウナの言葉に続くようにアルティナは疲れた表情で答え、クルトは真剣な表情で呟き

「…………ハッ、どいつもこいつも”英雄”と称えられているだけの力は持っているって事か。」

(ふふ、”騎神”や異種族の方々を呼ばず、更に自身も”本気”を出していない状況であれ程とは……………クスクス、ますます貴方が欲しくなってきましたわ。)

アッシュは鼻を鳴らした後目を細めてリィン達を見つめ、ミュゼは静かな笑みを浮かべた後意味ありげな笑みを浮かべてリィンを見つめた。そしてユウナ達が戦いを見守っているとリアンヌ分校長は突如戦闘の構えを解き、リアンヌ分校長の行動を不審に思ったリィン達もそれぞれリアンヌ分校長を警戒しながら武装を構えていた。



「――――ミハイル少佐。終了の合図を。制限時間の10分は経っているはずです。」

「え……………――――!!も、申し訳ございません……!制限時間を過ぎた為双方、模擬戦を終了せよ!」

リアンヌ分校長の指摘を聞いて一瞬呆けた後腕時計に視線を向けて10分経った事に気づいたミハイル少佐は慌てた様子で模擬戦の終了を告げた。

「ハア、ハア………何とか耐えられたか……!」

「ハア、ハア………というか、あれ程の激しい戦いをしながら制限時間まで測っていたなんて、信じられませんわ………」

「ぜえ、ぜえ……だがあの”化物”―――”鋼の聖女”ならそのくらいの事を平気でやってもおかしくないと思うぜ………」

「クク、今回の模擬戦のMVPは間違いなく紅き翼の才媛殿だな!」

「うふふ、そうね。本気を出していないとはいえ、伝説の”槍の聖女”相手にレン達に的確な指示を出して、互角の戦いまで持ち込んだのだから。」

「ハア、ハア………アハハ………さすがに褒めすぎですよ………それに、分校長には何度も私の予想を覆されて何度か危ない
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