月光校舎のエクスカリバー
聖剣エクスカリバー(笑)
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ましウィスから餌付けされ、口周りをクリームだらけにしていた。
彼女の隣には小猫がウィスの膝上に座り、同じくケーキを食している。
ウィスと彼女達は相変わらず通常運転であった。
「失礼する。此処がリアス・グレモリーの住処で合っているだろうか。」
そんな緊迫とした部室に如何にも不審者の風貌の身なりの2人が部室の扉を開ける。
深々とその大きな外套を羽織り、その2人は入室してきた。
▽△▽△▽△▽△
「今回私達が此処を訪れたのは…。」
うーむ、デリシャス。
我ながら素晴らしい出来ばえ。
「つい先日教会側が有していたエクスカリバーが盗まれたの。…」
無視、無視。
「エクスカリバーは先の大戦で折れて…。」
無言の催促を促す小猫の小さい口にスプーンを運ぶ。
「今ではエクスカリバーは7本に分かれ…。」
次はオーフィス。
もきゅもきゅと咀嚼音を鳴らしている。
可愛い。
「…そしてこの聖剣が『破壊の聖剣』、教会が有している7つの聖剣の一つだ。」
エクスカリバー(笑)が取りだされる。
パチモン、此処に極まりである。
緑メッシュの女性に続き栗色の髪の女性が前に出る。
「そして私が持っているのが擬態の聖剣、形を自由自在に操ることができるの。」
エクスカリバーを此処まで侮辱されると最早笑えてくる。
何故、アーサー王が有していたエクスカリバーを教会が所持しているのかを誰も疑問を持たないのか。
あんなものが伝説の聖剣なわけがない。
加えて、7つに分割されたことにも何か恣意的な悪意を感じる。
「そして今回教会から聖剣を奪ったのは神の子を見張るものの幹部、コカビエルだ。」
「コカビエル…!」
思わぬ大物の登場に目を見開くリアス。
コカビエル、古の闘いを生き残った猛者にして聖書にその名を刻まれた堕天使の幹部。
彼女達曰くそのコカビエルは既にこの駒王町に潜入しているとのこと。
奪取した3本の聖剣を所持し、この町にて良からぬことを企んでいるのだと。
この案件は教会で処理し、リアス達悪魔には一切の協力を仰がないとも豪語する。
今回はその提案を此方に述べにきたらしい。
見れば両者は今もなお互いに睨み合い、話は平行線を辿っていた。
「貴方達以外に教会側から援軍は派遣されるのかしら?」
「いいや、私達2人だけだ。」
そして驚くことに教会側から派遣されたのは彼女達だけらしい。
「…無謀ね。貴方達確実に死ぬわよ?」
呆れたよ
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