第五章
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普通の音楽教師だった妻はそう言われても知らなかった、クラシックの知識は豊富でも日本の思想には興味がないのだ。
「一体」
「何でもない奴だよ」
「そうなの」
「そう、本当に何でもない奴だよ」
こう言って新聞を閉じた、それから学校に行った。学校に着いた時にはもう吉本隆明が死んだというニュースは忘れていてこの日の授業のことを考えていた。
愚か者 完
2017・11・17
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