第二章
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「そんなに高い評価だったんですね」
「そうだったんだよ、けれど僕はね」
「何を書いているのかわからなくてですか」
「もう数頁で読むのを止めたよ」
もう即座にというのだ。
「そうしたよ」
「斑鳩先生は高く評価していないんですね」
「読んでもわからなかったからね」
だからだというのだ。
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