レーティングゲームV
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インと戦闘中に蓄積しておいた倍加効果を木場へと譲渡する。
途端、木場の身体は淡い緑の光を帯び、活力が身体中に溢れかえる。
続け様に木場は自身の神器を校庭の地面へと勢い良く突き立てた。
「魔剣創造!」
途端、残りのライザー眷属達を猛威が襲う。
それは剣でもあり、盾でもあった。
木場の神器によって創造された多種多様な武器の猛威が容赦なく彼女達に牙を向く。
為す術無くその身に数多の刃の猛襲を受け、致命傷を受けてしまう彼女達。
「…まだだよ。」
だがそれでも木場は攻撃の手を止めない。
否、己の主であるリアスの人生を賭けたこのレーティングゲームに必ず勝利するべく手を抜いてはならないのだ。
さあ、止めの一撃だ。
次の瞬間、魔剣創造によって創られた全ての武器から眩いまでの光が放たれた。
それに伴う大爆発。
校庭の地面は大きく凹み、爆風が辺りを支配する。
武器の内部に内包されていた魔力を暴発させ、爆発させた一撃。
致命傷を受け、リタイア寸前であったライザー眷属達は軒並み消滅した。
『ライザー・フェニックス様の騎士2名、戦車1名、兵士2名、僧侶1名、リタイア』
グレイフィアの戦況を伝える無機質な声がアナウンスで周囲に響く。
「やったな、木場!これも全て修行のおかげだな!」
「そうだね、一誠君。あの人に鍛えてもらっていなければこうも簡単に僕達は勝つことはできなかっただろうね。」
「…祐斗先輩の言う通りです。」
木場達は互いを労わる。
「あら、随分と面白いお話をしていますのね、リアス・グレモリーの騎士さん?」
そんな彼らの上空から透き通るような女性の声が。
「お前は…レイヴェル・フェニックス…!」
新たな真打の登場に身構える木場達。
彼らは油断も慢心もしていない。それがウィスから教わった闘いにおける心構えだからだ。
空から舞い降りるはライザー・フェニッスの妹であるレイヴェル・フェニッス。
人目を惹くは綺麗に編まれた金髪のツイン縦ロールの髪。
その背からはフェニックス特有の炎の翼を生やし、実に緩慢な動きで地上へと降り立った。
「正直、驚かされていますわ。貴方方の驚異的な実力の成長速度に。まさか誰一人として欠けることなく私とお兄様以外の眷属を倒してしまうなんて。」
彼女は明らかに数では劣り、不利な状況にも関わらず余裕を崩さない。
「ウィスさんの過酷な修行を乗り越えた俺達にとってこれくらい屁でもないぜ!」
「…一誠先輩の言う通りです。」
あの地獄の10日間の修行に比べたらこ
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