レーティングゲームV
[2/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
?まだリアス達のレーティングゲームは中盤に差し掛かったばかりだというのに。」
この場を去ろうとするウィスをサーゼクスは呼び止める。
そう、レーティングゲームは漸く中盤に差し掛かり、面白味が増してきたところなのだ。
仮にも10日間の間リアス達を鍛えてきたのならば最後まで見るべきなのでないかとサーゼクスは言外にウィスへと意見する。
「最後まで見るのはそれはそれで愉しみでもありますが…、残念なことに私にはこのレーティングゲームの行方は視えています。一足先に私はリアス達の勝利を祝うべくこの場を後にすることにしますよ。」
そう、この戦いはリアス達が勝利する。
この事実は依然として変わらない。
「その根拠とは一体何なのでしょうか、ウィス様?」
サーゼクスの言葉に続き、今度はグレイフィアがウィスへと問いかける。
「ふむ、そうですね。……一般的な悪魔の実力を1だと仮定した場合、上級悪魔であるライザーの戦闘力を5だとして話を進めましょう。」
上級悪魔であるライザーの悪魔としての実力を数値として換算した場合の値は5。
そう、5である。
「対するグレモリー眷属の戦闘力の数値ですが…、王と女王であるリアスと朱及の2人は5に届くかどうか、騎士である木場は4.5、戦車である小猫は4、兵士である一誠は神器込みでいえば4くらいです。」
此処では戦闘タイプではないアーシアは除外する。
「そして戦況を見れば、現在ライザー側の眷属達は女王と戦車1名、兵士6名を含めた計5名が脱落しています。対するグレモリー眷属は誰一人として脱落していない優勢。」
客観的な数値が全てを表すとは限らない。
だがモニター越しにレーティングゲームを見た結果、状況的にも実力的にも今のリアス達の方が優勢だ。
「このまま何事もなく進めば間違いなくこのゲーム、リアス達の勝利です。」
リアス達が慢心や油断をしなければの話だが。
『…。』
グレモリー眷属の勝利を言い残しウィスはその場を後にする。
サーゼクス達から向けられる怪訝な視線を背中に感じながら。
▽△▽△▽△▽△
「…何…だと…?」
邂逅の直後、地に倒れるはライザーの騎士であるカーラマイン。
勝利するは同じ騎士である木場祐斗。
「正直僕も驚いているよ。自身の実力がここまで伸びているなんてね。」
身体が?のように軽い。
修行期間中に科されていた全ての枷が解かれた今、木場の実力は本人の想定以上に伸びていた。
さて、仕上げだ。
「一誠君!」
「おう、任せな!赤龍帝からの贈り物!」
一誠は木場がカーラマ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ