136 日本文化
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ル?」
レイモンドは見慣れない食べ物を見て驚いた。
「ええ、それは讃岐うどんよ。香川って場所の名物のうどんよ」
メイベルが説明した。
「ウドン・・・。聞いたことはあるが、普通のウドンとどこが違うんだい?」
「ウーン・・・。食べてみたらわかるわ」
皆は讃岐うどんを食べてみた。
「お、これ、随分と歯ごたえがあるな!」
ハワードが驚いた。
「そうね、私もこんなうどん日本でも食べた事ないわ」
「ソウネ・・・。そういう私も初めてだけどね・・・。パパ、この歯応え感、何て言うんだっけ?」
メイベルは父に聞いた。
「この食感は『コシ』って言うんだ。生地には加水量が多くて、さらに塩水を加えているからこのような弾力が出来ているんだよ」
「へえ〜」
皆は(日本に住んでいるリリィでさえも)讃岐うどんのコシの強さの理由を知って驚いた。皆は引き続き讃岐うどんのその食感を楽しむのであった。
皆は食べ終わり、そしてメイベルの家を後にすることになった。
「それじゃあ、皆どうもありがとう。私はそろそろ日本に帰る準備をするわ」
「うん、また時間があったらいつでも来いよ」
「また日本の事聞かせてね」
「ええ」
その時、メイベルがリリィに声を掛けた。
「ア、ソウダ・・・。花輪クン達にもよろしくね。あと、藤木君のスケート、私も応援してるって伝えといて。こっちから日本に行く事になったらまた伝えるわ」
「うん、分かったわ。それじゃあ、さようなら〜!!」
リリィは皆と別れた。そして急いで自分の家へと戻る。リリィは両親にメイベルたちと久々に楽しいひと時を過ごした事を両親に話すのだった。
そして日本へまた戻る準備をした。そして準備が出来た。
「それじゃあ、また来るときもまた手紙出すよ」
「エエ、いつでもお待ちしております」
リリィとその両親はロンドンの空港へと向かい、羽田空港行の飛行機に搭乗した。リリィはまたもや長いフライトでやや退屈に過ごし、時差ボケを調整しなければならなかった。しかし、彼女にとってイギリスへの戻り、そしてかつての友達と再会できた事は最高の思い出の一つとなったであろう。
(皆・・・、日本の友達もいい人ばかりよ・・・。できればお互い引き合わせてあげたいわね・・・)
リリィは花輪や藤木などの日本の友達にもメイベル以外のイギリスの友達も紹介したいと思った。なお日本に戻ってきたその後、彼女はその時差ボケのせいか、寝坊してしまい学校に遅刻してしまうのだった。
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