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とある3年4組の卑怯者
136 日本文化
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 リリィは自分が好きだったり好かれている男子の話に進んでしまったため、その話を何とか打ち切らせた。
「それにしても日本って珍しそうなものあるよな。トーキョーのでかいタワーとか、オーサカのタコヤキとかオコノミヤキとかいった旨いもんとかさ。あと、シンカンセンって言ったっけ?凄い速い電車。あれ、乗ってみたいな」
 レイモンドは日本の文化に興味深々だった。
「あら、新幹線なら私乗ったわ」
「おおー、羨ましい」
「他に凄いって思った事あったの?」
 ハンナが聞いた。
「そうね・・・。お菓子作るの得意な子とがいてびっくりしたわ。私、その子にビスケットの作り方教わった事あるわよ。あ、でも向こうじゃ『くっきー』って言ってたわね。あと、野球って競技(スポーツ)が人気みたいで受像機(テレビ)でもよくやってるわ」
「う〜ん、なんかイギリスとは全然違うわよね。向こうは何かアメリカに倣ってるところがあるのかしらね。ビスケットの呼び方だったり、野球が人気だったりって。あとフットボールも日本(むこう)じゃ『さっかー』て呼んでたりしてたよね」
「うん」
「そういえば、ハシとか言うの使えるようになったのか?」
 今度はアーネストが聞いた。
「ええ、もちろん」
「いいなあ、リリィもメイベルも箸使えて」
「でも私も大変だったわ。ママから教わったけど指がどうしても上手く動かせなくて・・・」
「う〜ん、でもリリィも日本人らしくなった気がするわね・・・」
「そうかしら・・・」
「あ、そうだ、メイベル。今日はリリィが来たから皆にご馳走するって言ってたよね」
 ハワードはメイベルに聞いた。
「ウン、今日は折角リリィが来たから日本料理を食べてもらうつもりよ・・・」
「もしかしてスシかい?」
「残念だけど、違うわ」
「チッ、日本の食べ物と言えばスシかと思っていたんだがな・・・」
「でも日本人はいつもお寿司食べてるわけじゃないのよ。高いからね。何か特別な日に食べる事が殆どよ」
 リリィが説明した。
「って事はいつもは何食べてるの?おコメとかミソスープとかかしら?」
 シャルロットが聞いた。
「お米とか味噌米汁とかが多いわね。あとお魚も食べるわ」
「うわあ、でも美味しそう・・・」
「フフッ、それが日本人のいつもの食卓だけど、今日はそれでもないわ」
「え?何なの?」
 リリィも気になって聞いた。しかし、それでもメイベルは答えなかった。
「それはまだ秘密よ」
 メイベルもまた皆に明かす時を楽しみにしているようだった。皆はその後、トランプをして楽しんだ後、メイベルは母の料理の手伝いをするために途中で抜けた。

 昼食の時間となった。メイベルとその母、さらに日本人のメイベルの父も来て皆で食事となった。各々に差し出された食事は・・・。
「これは、ヌード
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