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牛丼愛
第三章
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「ダンスも頑張るわ」
「ダンスって汗かくからね」
「それもれいこちゃんのダンスって激しいから」
「カロリー消費激しいし」
「牛丼はそうした意味でもいいのね」
「そうなの。食べ過ぎたらそれはそれで駄目だけれど」
 食べた分身体が重くなるからだ、れいこはこのことも頭に入れているのだ。
「けれどね」
「牛丼位のボリュームだといいのね」
「特盛でも」
「それ位なら普通に動けるのね」
「ダンスでも」
「私としてはね。だからね」
 それでというのだ。
「ここでしっかり食べて」
「ダンスも頑張る」
「そうするのね」
「そうするわ」
 こう友人達に話してだった、れいこは牛丼の特盛生卵を入れたそれをお味噌汁と共に食べてからだった。
 お勘定を払った、ここでまた友人達に話した。
「しかも結構食べたのに」
「それでもっていうのよね」
「お勘定のことも」
「そっちもよね」
「ええ、安いじゃない」
 経済的な面でもいいというのだ。
「そうでしょ」
「ええ、高校生でも食べられる位よ」
「気軽にね」
「アルバイトしてると余計にね」
「お財布の負担にもならないわ」
「この面でもいいからね」
 それでというのだ。
「私は牛丼大好きなのよ」
「それでいつも食べてるのね」
「今も食べたし」
「それでなの」
「そうよ、じゃあダンス頑張るわ」
 こう言ってれいこは友人達と共に店を出た、そうしてダンスに励んでだった。
 家に帰って夕食を食べた後またゲームをしたがこの時にまた兄弟に言った。兄弟達はそれぞれ漫画を読んだりスマホのゲームをしたりしている。
「何かね」
「何か?」
「ゲームのプレイで何かあったの?」
「いや、今日は牛丼を食べたせいか」
 ここでも牛丼の話をするのだった。
「いつもよりプレイが冴えてる感じがするわ」
「いや、御前御前してるのシュミレーションだぞ」
「冴えとかは関係ないんじゃないの?」
 兄弟はれいこの今の言葉にすぐに返した。
「シュミレーションはそのゲームをどう把握してるからだから」
「それで遊ぶものだからな」
「格闘やシューティングと違って冴えとかはな」
「別に関係ないでしょ」
「頭が冴えてるのよ」
 れいこは兄弟達にその冴えのことを話した。
「それでなのよ」
「プレイがいいっていうのか」
「それで冴えてるっていうんだ」
「牛丼を食べた日はいつもこうなのよね」
 笑ってこんなことも言った。
「いや、牛丼は本当にいいわね」
「そこでまた言うのか」
「牛丼がいいって」
「なんか本当にな」
「お姉ちゃんは牛丼好きよね」
「だからこれからも食べるわ」 
 笑顔で言うれいこだった、そうしてゲームを楽しむのだった、牛丼を食べたせいか冴えているプレイに気をよくし
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