第3話 クリスマスで苦しみます
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待ってあげてね」
「そうですよ、貴方気が早すぎますよ」
アッテンボローは、お母さん、フォローありがとうございますと心の中で拝んでいた。
「うむ、アッテンボロー君、君の卒業直前にまた話し合おう、宜しく頼むよ」
「そうよお父様、卒業後にしましょうね」
その後次々に出される料理を食べたが、あまり味を覚えて居ないアッテンボローは、
ロボス夫妻と別れて、シャルルの車で士官学校寮まで送り届けて貰った。
「兄さん、ありがとうね」
「ああ、またな」
車が見えなくなると、リーファが笑い出した。
「フフフフ、ダスティー御苦労様」
「先輩、酷いですよ」
「まあ此でお見合い話も潰れたから、OKね」
「お見合いですか」
「そうなのよ。ウィレム・ホーランド中尉とか言う自意識過剰な勘違い男が相手でさうんざりしていたんだよね」
「それで、ダミーが俺ですか、酷いな」
「あら、8割以上は本気よ」
「先輩冗談はよしましょうね」
「女が冗談でこんな事言うと思うの」
「マジ勘弁」
「逃がさないわよ」
「先輩酔っぱらってるんですよね、正気に戻って下さいー」
「逃げるな!」
アッテンボローは遂に壁に追い詰められた。
リーファがアッテンボローの肩を押さえて、いきなりキスしてきた。
「んーー」
「ん^」
「プファ−」
目がパチクリするアッテンボロー。
「ダスティー、ご馳走様。因みに私のファーストキッスだから」
そう言って、リーファは颯爽と寮へと入っていった。
残されたアッテンボローは呆然としながら、
押し付けられた柔らかな胸の感覚と唇の柔らかさに戸惑っていたのであった。
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ロボスの階級が微妙なので大将から提督へ呼び方を変えました。
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