第二章
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「だから安心してね」
「そのお店何処?」
「何処にあるの?」
「大阪にあるのよね」
「そうよね」
「ええ、じゃあ今度の日曜案内するわね」
笑顔で言うすずだった、こうして友人達はその日曜にすずに案内してもらうことになった。そしてだった。
一行は上本町のある店に入った、そこは上本町の駅から数分歩いた場所にあった。そこに入るとごくフg痛のラーメン屋だった。
友人達をそのラーメン屋に案内して座敷の席に着いてだった、すずは人数分のラーメンを注文して言った。
「若し一人でもまずいって言ったらね」
「その時は?」
「どうだっていうの?」
「皆のラーメン代払うわ」
こう言うのだった。
「そうするわ」
「えっ、そうするの」
「若しまずかったらなの」
「私達のラーメン代払うの」
「そうするの」
「そうするわ、本当にね」
こう言うのだった、そしてだった。
一行の前にそのラーメンが来た、それはごく普通の醤油ラーメンで友人達はそのラーメンを見てまずはこんなことを言った。
「別にね」
「普通のラーメンよね」
「チャーシューにお葱にメンマにもやしも入ってて」
「特にね」
「これはってのないけれど」
「まあまあ、大阪っていえば金龍ラーメンだけれど」
難波や道頓堀に何店舗もある、大坂の名物ラーメンといえばこれではとだ。友人達は実はこう思っていた。
「こっちは醤油ラーメンね」
「あっちは豚骨ラーメンで」
「キムチや大蒜入れ放題の」
「それだけれどね」
「まあ食べてみてよ」
すずの言葉は変わらない、あくまでだった。それで言うのだった。
「そうしたらわかるから」
「ええ、まあ別に某料理漫画みたいなことしないから」
「化学調味料使うなとか言ってお店の中で喚かないから」
「そうしたことはね」
「別にしないわよ」
「そんなの人間以下の行いだから」
「あとちゃんと自分の分は払うから」
このことも言うのだった。
「それもするから」
「すずちゃんに払わせたりしないから」
「そんなことはね」
こう言うのだった、そしてだった。
すずと一緒にラーメンを食べはじめた、するとその味は。
「あっ、これは」
「確かにね」
「物凄く美味しいわ」
「見た目はごく普通でも」
「それじゃあね」
こう言うのだった、食べてみて。
「麺のコシは確かで味もよくて」
「スープいいだし出てるわね」
「コクがあってしかも飲みやすい」
「しつこくなくてね」
「チャーシューやもやしの味付けも確かで」
「どれもバランスよくね」
「無茶苦茶いいわね」
まさにというのだ。
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