標的3 もうひとつのトゥリニセッテ
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「なるほど、別次元の世界から来た・・ってことになるのかな」
かぐやの話を聞いたツナ達は口にしただけで信じることはまだできなかった。かぐやは先程戦っていた死神にいきなり襲われ、気がついたら並盛町という知らない町に来ていたという。
「それでそっちの世界でのトゥリニセッテを持つ者達のことを聞かせてくれ」
リボーンの言葉にかぐやは頷いた。
「さっきも言ったけど、私の世界では大海を筆頭に光、闇、火、風、土、氷の7属性からなるの」
そこにいた全員は真剣に聞いていた。まさに未知なる属性の存在など、惹かれることが多いようである。
「私達はジュエルリングを守護する『7龍覇』と呼ばれていて、今日襲って来たDeath D達はスターリングを守護する『7星天』、そして7人のアルコバレーノ」
「そっちの世界にもアルコバレーノがいるんだ」
ツナはリボーンをちらっと見たが相変わらず顔色は変わっていなかった。
「でも私の世界ではリボーン君のように赤ん坊じゃないんだけどね」
「じゃあそっちのアルコバレーノってのはどんな存在なんだ?」
「アルコバレーノはこの世のすべてを知っている7人、『世界が始まった時の最初にいた7人』っていう言い伝えがあるの」
「言い伝えってことは、存在は確認できてねえのか?」
「そういうわけじゃないんだけどね」
そしてみんなはある1つの疑問を聞こうとしていたが、なかなか言えずにいた。
「そいつらって何歳なんだ?」
「う〜ん、たぶん46億歳じゃないかな、でも見た目は18歳くらいらしいのよ」
「へえ〜、すげー長生きなのな」
(ガーン、山本すっかり信じてるー)
「ったくこの野球バカが」
「それでどうして狙われてるの?」
「そうですよー、こんなキュートな女の子を襲うなんて」
「うん、トゥリニセッテはさっき言った者達が護ってるんだけど『7星天』の人達が突如襲ってきたの、たぶんトゥリニセッテを集めて世界を取ろうとしてるんだと思う」
みんな脳裏には白蘭が浮かんだ。やつらも同じ目的でボンゴレを襲ってきたのだから。
「アルコバレーノは世界を監視する使命があるらしいから誰にも手は貸さないし、出さない決まりがあるっていうし」
「ツナ、手伝ってやれ」
「えっ、リボーン」
「そいつらは白蘭と同じような奴らだ、ほっとけねえだろ」
そう言われるとほっとけなくなってきた。少しの沈黙の後、ツナは言った。
「わかったよ、君達を援護するよ」
「ありがとう」
「ところでどうやってそっちの世界に行けばいいんだろう」
1番の疑問はそこだった。異世界
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