六枚目
[1/3]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
「HAHAHAHAHAHAHA!のめのめぇ!」
さて、いきなりオッサンの声で始まって訳が分からないだろう?
三行で説明しろだって?
いやいや、そんな事言うなよ…
『アザゼルがお気に入りの店ではしゃいでる』
コレだけの事をそんな三行も使えってか?
あの後ハイテンションなアザゼルに連れられた俺達は堕天使の街に繰り出した。
堕天使の街はニンゲンの街よりも進んでいた。
こっちに来たときはグリゴリ本部エントランスに直接転移したから外が見えなかったのだ。
そしてアザゼルのお勧めの店なのだが…居酒屋だった。
バーでもパブでもなく居酒屋、日本式の、しかも御座敷…
あんた等一応西洋圏が根城だろうが、と思った俺は悪くない筈だ。
「アザゼル、少し落ち着いたらどうだ?
まだ乾杯したばかりだぞ」
ちなみに俺はコーラ、姉さんはオレンジジュースで乾杯しました。
「堅ぇ事言うなよバラキエル!
もっと飲めよ!」
父さんはアザゼルに絡まれてるな。
にしてもアザゼルの奴はっちゃけてんなー…
そんなにストレス溜まってんのかねー?
「あらあら、ウフフ…」
母さんはニコニコしながら日本酒呑んでるし…
姉さん?姉さんは…
「篝〜?羽だしてください〜」
こんな感じだ。
さっきホールから出る前に触らせて欲しいと言われたので後でと答えて今現在我慢の限界らしい…
「今出したら邪魔になるよ」
「大丈夫ですわ。他に人はいませんから」
そうなのである、この居酒屋…アザゼル一行の貸し切りである。
「篝!出してやったらどうだ?」
アザゼルまで…まぁ身分最上位者が言うなら大丈夫なのだろう…
肩甲骨に意識を集中する…バサッ!
よし、出た。
「姉さん、触っていいよ」
そーいや今はカンヘル出してないけど翼だせるな…
一回出したから?早く翼大きくなんないかな…
「もふもふ…」
ご満悦で何よりです。
「あらあら…篝の白い翼もなかなかいいですわね…」
母さんもモフッてるし…
「うにぃ…」
ああ、きもちぃ…翼って気持ちいいな…
父さんもこんな感じなのかなぁ…
俺と姉さんは時々父さんの翼をモフッてる。
姉さんの翼はまだモフれるほど大きくないし…
と〜け〜る〜……………
「く、コレはなかなか…俺はショタコンじゃない俺はショタコンじゃない俺はショタコンじゃない俺はショタコンじゃない俺はショタコンじゃない…」
「…………………」
アザゼルはなんか頭押さえてるし父さんは黙りこくってるけど…どうしたん?
「にぃ〜」
そんな事どうでもいい…きもちぃ…
「おい
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ