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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
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4月28日、PM16:00――――



最初の特別演習が終わった数日後、授業が全て終わった後第U分校の生徒・教官全員はリアンヌ分校長の指示によって全員グラウンドに集合していた。



〜トールズ第U分校・グラウンド〜



「授業が全部終わった後生徒もそうだけど、教官も全員グラウンドに集合って、分校長は一体何を考えているんだろうね……?もしかしてリィン君達は前もって何か知らされているの?」

「いえ、俺達も朝の会議の時に初めて知らされました。―――――少佐の方はどうでしょうか?」

「私もシュバルツァー教官達と同じで今回の分校長の指示は突然過ぎて、分校長が何をするつもりなのか全く知らされていない。昼休みの間にも聞きに行ったが、”その時が来れば説明します”の一点張りだ。全く……”鉄機隊”の件といい、分校長は一体何を考えているのだ………!?」

「うふふ、少なくてもただのお話では終わらないでしょうね。」

生徒達が整列をして待機している中トワの問いかけに首を横に振って答えたリィンはミハイル少佐に話を振り、話を振られたミハイル少佐は静かな表情で答えた後疲れた表情で頭を抱え、レンは意味ありげな笑みを浮かべた。

「クク、オレサマの勘だが”特別演習”で結社の連中にあっけなく奇襲されたから、そんなあっけなく奇襲された俺達に”喝”を入れる為に俺達全員を御自慢の”槍”で補習授業でもするんじゃねえのか?」

「いや、さすがにそれは…………って、あの”鋼の聖女”だったらマジでやりかねないから、冗談でもそんな恐ろしい事を考えるなよ!?」

「ア、アハハ…………―――あ。分校長が来られましたわ。」

不敵な笑みを浮かべたランドロスの言葉に苦笑したランディだったがすぐに表情を引き攣らせて指摘し、二人の会話を苦笑しながら聞いていたセレーネはアルフィンやエリゼと共に自分達に近づいて来たリアンヌ分校長に気づいた。

「エリゼにアルフィン……?どうして二人まで、分校長と一緒に……」

「―――――皆、揃っているようですね。」

エリゼとアルフィンまでリアンヌ分校長と一緒にいる事にリィンが首を傾げているとリィン達の元に到着したリアンヌ分校長は生徒達や教官達を見回した後話を始めた。

「まずは最初の特別演習――――教官、生徒共に改めてお疲れ様でした。不測の事態が起こったとはいえ、全員無事に帰還して何よりです。――――――ですが、その不測の事態によって自分達の”力の足りなさ”を痛感したはずです。」

リアンヌ分校長の言葉に驚いたリィン達教官陣に加え、ユウナ達生徒達も血相を変えた後それぞれ複雑そうな表情を浮かべたりと様々な表情をしていた。

「今回、皆を招集した理由は授業では教えきれない内容―――――”格上の存在
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