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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
外伝〜槍の聖女流特訓法〜前篇
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「いやいやいや、アンタ相手にハンデ付きで10分も戦闘不能者を一人も出さずに耐えるとかどう考えても星見の塔での戦いよりもキツイぞ!?」

「しかも星見の塔の時と違って、ランディお兄さんにとってのベストメンバーじゃないものねぇ。」

「おいおい、何を弱気な事を言っているんだ?耐える前にいっそこっちから攻勢に出て分校長殿に膝をつかせれば、確実に俺達の勝ちだろうが!」

リアンヌ分校長の答えにランディは疲れた表情で指摘し、レンは苦笑しながら答え、ランドロスは不敵な笑みを浮かべてリアンヌ分校長を見つめた。

「フフ、その意気です。―――――ちなみに私も貴方方同様”ハンデ”として、この武装による攻撃しか行わない上普段の半分の力に抑えて戦いますし、更に奥義(Sクラフト)も使いません。」

ランドロスの答えにリアンヌ分校長は微笑んだ後自身の得物の一つである騎兵槍(ランス)を異空間から取り出して構えた!



「ふえ〜……大きくて変わった形をした槍ですね〜。」

「遥か昔主に馬上戦で扱われた得物であり、”槍の聖女”も得意としていた得物である騎兵槍(ランス)………!」

「………まさに伝承通りの姿だな。」

「……ハッ、三帝国の英雄サマ達の混合チームと大英雄サマによる戦い、お手並み拝見させてもらうぜ。」

リアンヌ分校長が構えた騎兵槍(ランス)を見たルイゼとゼシカが驚いている中グスタフは真剣な表情でリアンヌ分校長を見つめ、アッシュは鼻を鳴らして不敵な笑みを浮かべてリィン達を見つめた。

「あ、あの〜………分校長、一つ聞きたい事があるのですが…………それのどこが”ハンデ”なのでしょうか?」

「――貴方方なら存じているでしょうが私は槍術他にも剣術と魔術も嗜んでいます。そんな私が槍術のみで、更に普段の半分の力に抑えて戦うのですから、十分ハンデかと思われるのですが?」

「いやいやいや、その”槍”を使っている時点で全然”ハンデ”になんねぇだろうが!?アンタの”本領”はどう考えてもその”槍”による武術だし、例え奥義(Sクラフト)の使用禁止や半分の力に抑えた所でそもそもアンタの場合だと、半分の力でも戦技(クラフト)が奥義(Sクラフト)の威力のようなものだろうが!?」

「クスクス、分校長さんは魔術はともかく剣術も槍術と同様の戦闘能力だから、”一応”ハンデにはなってはいるわよ。」

一方表情を引き攣らせたリィンの指摘に答えたリアンヌ分校長の答えにランディは疲れた表情で指摘し、レンは小悪魔な笑みを浮かべた。



「―――――問答はここまでです。そろそろ始めますよ。」

そしてリアンヌ分校長は莫大な闘気を解放し

「な、何この闘気……”紅の戦鬼”と”本気”で戦った教官達の闘気とも比べ物にならないんじゃな
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