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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
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んなとんでもない事に対して楽しみを感じるのはアンタだけだっつーの!マジで勘弁してくれよ、オイ………”英雄王”達の相手とか、完全に蹂躙されて終わりだろ……」

レンの問いかけに対して答えたリアンヌ分校長のとんでもない答えにその場にいる全員が再び冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中リィンは疲れた表情で呟き、豪快に笑っているランドロスに疲れた表情で指摘したランディは肩を落とした。

「あ、あの、分校長。先程毎日”補習”をすると仰いましたが放課後の生徒達はクラブ活動、教官の私達は翌日の授業の準備等で忙しく、”補習”をする時間を取る事ができないと思われるのですが………」

「その点の問題に関しては心配ありません。”補習”とは言っても、通常の授業のように長時間”補習”の為の時間で貴方達を拘束するつもりはありません。短くて10分、長くても30分でその日の”補習”を終えてもらう予定ですし、更に”補習”を行う組み合わせの方々のスケジュールを照らし合わせてその日の”補習”を行ってもらう予定です。それと教官陣に関しては私を含めてそれぞれが協力すれば”補習”の時間は取れるはずです。組み合わせについては教官陣に加えてシュバルツァー教官達に協力している異種族の方々の中から一人を選び、その一人に対して生徒数人の組み合わせならば、必ず教官陣の数人は手が空き、手が空いた日は”補習”をする必要がなく、生徒達の”補習”を行っている教官達の補佐ができるはずです。それぞれの仕事の時間が減り、更には実力向上の為の時間を取る事ができるのですから、我々教官陣にとっても一石二鳥の”利”を得られる事に加えて『常在戦場』というドライケルスの理念の一つも体現しているのですから、問題は無いと思われるのですが?」

「ぐっ………(ええい、何て厄介な……!メンフィル帝国はあのような存在の手綱をどのようにして握っていたのだ!?)」

トワの指摘に対して静かな表情で答えたリアンヌ分校長に視線を向けられ、反論ができないミハイル少佐は唸り声を上げて頭を抱え込んだ。



「あ、あの……先程から気になっていたのですが、どうして皇女殿下とエリゼさんまでこの場にいらっしゃるのでしょうか……?」

するとその時タチアナがアルフィンとエリゼに視線を向けた後遠慮気味にリアンヌ分校長に訊ねた。

「それは彼女達も今後の”特別演習”に参加する事になっているからです。――――ちなみに”特別演習”時の二人には食事の準備等の手伝い解いた細々とした仕事をしてもらう事になってもらいます。」

「なっ!?お、皇女殿下達が”特別演習”に……!?」

「い、幾ら何でも皇女殿下達まで不測の事態が起こるかもしれない”特別演習”に参加するなんて、無茶苦茶ではないでしょうか……!?下手をすればメンフィル帝国との国際問題
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