外伝〜白き魔女の新たなる軌跡〜
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くの女性達のように自分の雪のような真っ白な髪に似合う純白のウエディングドレスを身に纏い、幸せそうな表情を浮かべてリィンらしき男性と結婚している様子の光景が浮かんできた。
「(今のは……………)……………えっと、リアンヌさん。リアンヌさんの学校に入りたいのだけど、どうすればいいのかしら?」
「ええっ!?という事はゲルドさんは第U分校に編入させるおつもりなのですか……!?」
「………一体何故この学院に編入しようと決められたのですか?」
ゲルドの問いかけにアルフィンが驚いている中リアンヌ分校長は落ち着いた様子でゲルドに問い返した。
「……私には”見える”の。私がこの学校でたくさんの友達と笑い合っているとても暖かくて明るい光景や、この学校の友達と一緒に呪われた竜や黒き獣に挑んでいる私、そして、私自身が好きになったと思われる男性と結婚して幸せそうな顔を浮かべている私が…………」
「”見える”、ですか。ゲルドさんが先程仰った話はまるでご自分の未来を見ているような口ぶりでしたが………」
「”未来を見ている”………――――!まさか、貴女には”予知能力”があるのですか?」
ゲルドの答えにエリゼが考え込んでいる中察しがついたリアンヌ分校長は僅かに驚きの表情を浮かべてゲルドに問いかけた。
「えっと……”予知能力”とは一体どういうものなのでしょうか?」
「”予知能力”とはその名の通り今後起こり得る未来を予知する能力――――つまり、”未来を見る能力”です。」
「ええっ!?み、未来を……!?」
「という事は先程ゲルドさんが仰った事が今後起こる可能性が非常に高い出来事になりますが……その中でいくつか気になる事がありましたね。」
自分の質問に答えたリアンヌ分校長の答えにアルフィンが驚いている中エリゼは真剣な表情で考え込んでいた。
「彼女がこの第U分校で絆を結んだ者達と共に呪われた竜や黒や獣に挑むという話ですか。(”呪われた竜”に”黒き獣”………――――!まさか………)」
「えっと、ゲルドさん。ちなみにゲルドさんが見た未来でゲルドさんがお友達になったという第U分校の方々はどのような特徴の方々でしょうか?」
ゲルドが見た未来について考え、察しがついたリアンヌ分校長が目を細めている中アルフィンはゲルドに質問をした。
「えっと………ピンク色の髪の女の子に銀髪の女の子、蒼灰色の髪の男の子と……後は金茶髪の男の子とミント色の髪の女の子ね。」
「ピンク色の髪の女子と銀髪の女子、それに蒼灰色の髪の男子という特徴があるメンバーは恐らく………」
「”特務科”――――新Z組ですか。金茶髪の殿方は第U分校の生徒の方々の特徴を考えると恐らくアッシュ・カーバイドさんと思われますが……」
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