九本目
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
ぶ。
そういや、この前はあれを…
いや、考えるのは止そう。
すると、背後から何かが近づいてくる。
何かは、俺の足に顔をこすりつけてくる。
「……………モノズ?」
だから何故いる?
「ルーニエ、私が面倒を見ている」
黒い毛に緑の肌…
緑?
色違いか…
「お前が珍しいのだろうな。
竜を見るのは初めてか?」
「いや、一年前に山奥でガブリアスを見かけたよ」
「運がいいな。私はこの子以外見たことがない」
成る程、ライトメリッツにドラゴンタイプはいないのか…
ドラゴンタイプは気性が荒く、唯我独尊を地で行くものな…
「俺もこの子で二匹目さ」
「ほう、一頭目のガブリアスとやらはどうした?」
「襲われて、逃げて、トラップを仕掛けまくってどうにか倒した」
我ながら無茶苦茶だ。
一歩間違えば御陀仏。
勝算は、それこそ一桁だった。
「ほう!人の身で竜に勝つとは大したものだ。
あぁ、その竜は何色だった?」
「青と赤かな」
「ならいいんだ。我が国では黒い竜と幼い竜は殺してはいけないんだ」
黒い竜…あぁ、成る程、ジルニトラか。
ジルニトラ、これも謎が多い。
そんな名前のポケモンは存在しない。
あるとして、レックウザやゼクロムなどの別名という可能性だ。
「そうか…」
衣擦れの音が聞こえる。
くっそ…静まれ俺の妄想…!
「もう終わったからこっちを向いてもいいぞ」
振り向けば、短衣をまとったエレンがいた。
これはこれでエロい。
「なかなか面白い話だった。ではまたな」
そう言って、エレンは井戸から離れていった。
うーわ、後ろ姿が…って穿いてねぇし…
あー…くそっ…
服を脱ぎ捨て、井戸水を頭から被る。
何度も何度も。
その水音のせいで、足音が聞こえなかった。
「エレオノーラさ…」
声がして、振り向いた先には、顔を赤くしたリムがいた。
その視線は俺のネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲に…
「あー…」
さっきエレンは戦姫だからどうのこうの言ってたな…
俺も、エリートトレーナーだ。
「俺の事は気にしなくていい」
直後、悲鳴が聞こえた。
リムアリーシャ の なげつける!
ティグルはめのまえがまっくらになった!
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ