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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百二話
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「その石、君の瞳みたいだろう?」

イヤリングは三センチ程で雫の形をしており、上部は金属で、そこへ紫の石を嵌め込んだようなデザインだった。

石と金属との間に隙間はなく、その合わさった形状は完全な水滴だ。

「ま、魔法使いさん!こんな高価なものいただけませ………あれ?」

シャルロットがイヤリングから目を離し、魔法使いに目を向けた時、そこにはもう、誰も居なかった。













パリ郊外某所

『いいの?あれってフォールド・アクセサリーの試作品でしょ?』

「そうだよ。もういらないからね」

『要らないって…あれだけでコア抜きのIS5機に匹敵するよ?』

「いいんだ。あれは兵器に使うには大き過ぎるし純度が高い。
コストがかかるとはいえフォールド・クォーツの作り方もある程度簡略化の目処がたっている。
それに束さんや箒や姉さんにはもっと純度の高いヤツで作るさ」

『ふーん…』

「それにノリで作ったけど、イヤリングはだめだ。
姉さんは動く時の邪魔になるし、束さんと箒には【指輪】を渡したいからね」

『結局のろけなんだね。
シャルロットに渡したのは死蔵するよりマシってこと?』

「そういうこと。さっさとホテルに戻ろう。
そろそろ夜が明けちまう」

魔法使いの姿が一瞬ぶれると、そこにはプライマリースクールに入ったばかりくらいの女の子が佇んでいた。

女の子がトンっと地面を蹴る。

女の子は落ちる事なく高度をあげ、やがてその姿を消した。

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