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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百二話
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うよ』
オッケー…
「我夏を冠する者。世界を翔る我等が隣人達よどうか力を貸して欲しい。
地脈の支配者よ、我が願いを届けたまえ」
爆裂、キャスト。
メティス・サイトが、術者が血の飛沫と化したのを捉えた。
「これでいいはずだ。だが油断はできない。
また別の術者が魔法をかけたら繰り返しだ」
呪術に対する耐性をあげる必要がある。
「奏」
『なんだよ』
「血をよこせ」
『一夏。お前は俺様の血を万能薬か何かと勘違いしてねぇか?
だがまぁ、お前の血を貰えるってんならやってもいいぜ』
交渉成立。
プログレッシブナイフを取りだし、腕に突き立てる。
流れる血を影に落とす。
「わが影よ。幾百の時を死せる吸血鬼よ。
無情の世界で己が死を奏で続ける怨念の主よ。
我が血に応えよ」
side out
まず、魔法使いの瞳が黄金に輝いた。
その虹彩は電子基盤のようなラインが絶えず走っていた。
それから魔法使いの影が輝いた。
黒い光だった。
そうして、その輝く影から少女が出てくる。
「おん…なのこ?」
「私の使い魔だよ」
魔法使いが試験管を一本取り出す。
その試験管と腕から抜いたナイフを少女に渡した。
「奏」
「ん」
少女がその腕にナイフを突き刺した。
流れる血は試験管に溜まっていく。
やがて試験管の八割ほど溜まり、ナイフをぬいた。
その傷は瞬く間に癒えてゆく。
「もういいぞ」
「………」
少女が無言で影に沈んだ。
魔法使いはその試験管をシャルロットに見せる。
「これは吸血鬼の血液だ。
吸血鬼が人の血を飲めば人は吸血鬼になるが、人が吸血鬼の血を飲めば如何なる傷も病もたちどころに癒える」
「そう…なの?」
「そして副産物として、呪術への耐性があがる」
「お母さんが吸血鬼になったりはしないの?」
その質問に魔法使いは淡々と答える。
「ならない。ただ、例えば銀や茨の棘に触れたりすれば一時的には内包する吸血鬼の力が抵抗をしめし、その特徴や異能が現れる。
だが飲んだ血液の分の力を使い果たせば元に戻る。
もちろん、呪術への耐性も元通りだ」
原作の羽川翼は内に眠るキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードの力で吸血鬼を退けた。
しかしその力を乱用したが故に、数ヶ月で力を失った。
「じゃぁ、お母さんは銀や薔薇や十字架に触れない方がいいの?」
「そうだ。できるだけ触れないほうがいい」
「わかった…」
「お母さんを起こしてくれないか?
今は術を断っただけで君のお母さんの霊体はまだ治
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