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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
異伝〜終焉に諍う英雄達の来訪〜第7話
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たことやあわよくば、メンフィルの説得を俺達にしてもらえないかどうかも頼む為にも来た事もな。」

「あ……………」

「………っ!」

「………既にそこまで気づいていたのですか。」

「ふふっ、さすがは”西ゼムリア通商会議”での二大国の暗躍を覆してクロスベルの裏社会を一掃し、そしてクロスベルを真の意味で独立させた”クロスベルの真の英雄”ですわね。」

ヴァイスの指摘にエリィが呆けた声を出した後複雑そうな表情で黙り込んでいる中クルトは驚きのあまり息をのみ、アルティナは真剣な表情で、ミュゼは微笑みながらそれぞれヴァイスを見つめ

「クロスベルの独立云々は置いて、”西ゼムリア通商会議”の件での真の功労者は正確に言えば俺達ではなくエリィと同じロイドのハーレムメンバーにして、”特務支援課”の”参謀”でもあるどこぞの腹黒天使だがな。」

「”特務支援課”出身でしかもエリィ先輩と同じロイド先輩のハーレムメンバーの一人とか、一体どんな人なんですか、その”腹黒天使”って……?あたし達の世界のレン先輩は他の人達からは”腹黒い”って言われている上異名に”天使”がついていますけど、この世界のレン先輩は特務支援課に所属していませんでしたから、レン先輩の事ではないですよね?」

「え、え〜と………”普段”は上司としてとても尊敬できるし、性格も理知的かつ優しい天使族の女性なのよ?ただ、敵対する相手に対しては私達でも”敵”が”哀れ”に思えてくる程”敵”に対しては容赦しないかつ合法スレスレの手段を使ってでも徹底的に叩き潰す方……と言うべきかしら。」

「ふふっ、戦闘能力は高いけれど、それよりも目立つのは知略や謀略と言った”知”の能力に長けている事ね。何せ伝説の暗殺者である”銀”を従わせた事もあるもの♪」

ヴァイスの話を聞いたその場にいる多くの者達が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中ジト目で訊ねてきたユウナの質問にエリィは苦笑しながらある人物の顔を思い浮かべながら答え、ルイーネはエリィに続くように答え、二人の答えを聞いたユウナ達は再び冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。



「い、(いん)さんを従わせるって、その人……じゃなくて天使は何をやったんですか?」

「え、えっと………その件についてはこちらの世界のリーシャさんの許可を取ってから聞いてくれないかしら?その件は正直リーシャさんにとっても”心的外傷(トラウマ)”のような出来事だったそうだし………」

「伝説の暗殺者である”銀”に”心的外傷(トラウマ)”を感じさせる行動をするその人物……ではなく、その天使の行動は警察に所属する人物として大丈夫なのですか?」

「というか、幾ら相手が銀さん――――暗殺者とはいえ”心的外傷(トラウマ)”を感じさせるなんて一種の”傷害罪”になる気が
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