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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
異伝〜終焉に諍う英雄達の来訪〜第7話
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?エレボニアやクロスベルを含めたゼムリア大陸の情勢も並行世界のユウナちゃん達のゼムリア大陸とは相当異なるようですし………」

我に返った後呆れた表情で溜息を吐いてヴァイスは表情を引き締め、困惑の表情をしているユーディットの疑問に答えたルイーネの推測を聞いて複雑そうな表情で呟いたエリィは否定の可能性も口にしたが

「いや、むしろ並行世界のセドリック皇太子よりも更に”鉄血宰相”を心酔している可能性の方が考えられる。何せ、メンフィルに敗北した事によってエレボニアは国力、戦力共に相当衰退した上そのメンフィルに”ハーメルの惨劇”を公表させられた影響でエレボニアの国際的地位は地の底に堕ち、止めに”属州扱い”していたクロスベルには独立される所か元エレボニアの領土まで奪われた挙句下克上までされて完全に立場が逆転したからな。」

「しかも内戦を終結させる為にメンフィルはアルフィン皇女が世間からエレボニアの内戦の一番の功労者に見られるように情報操作やアルフィン皇女を旗印にした”紅き翼”―――”特務部隊”や”旧Z組”を内戦で活躍させたから、”七日戦役”勃発の原因の一人となってしまったアルフィン皇女の汚名は返上した所か、むしろ敵国に囚われたにも関わらず内戦終結に最も貢献した上祖国の滅亡を防ぐ為にリィン君―――エレボニアを滅ぼそうとしたメンフィルへと嫁いだけれど、その嫁ぎ相手であるリィン君とは相思相愛の仲になっている事からまるで物語で出てくるような”王道のヒロイン”や”英雄”扱いされている影響で、リィン君に嫁いでから1年半前経った今でもエレボニアの民達の人気は相当なものよ?それらの件による劣等感や焦り等を感じたセドリック皇太子が現状のエレボニアで頼れる上、尊敬できる人物は一人しかいないでしょう?」

「……それとオリヴァルト殿下も内戦でもそうですが、”リベールの異変”でも活躍した事による”名声”がありますから、その”名声”によってオリヴァルト殿下やアルフィン殿下にエレボニア皇帝の座が奪われる事を危惧してお二人を超える”名声”を求めているのかもしれませんね………もしかしたら、オリヴァルト殿下が乗船されている”カレイジャス”が爆破される事を受け入れてまでオリヴァルト殿下達を排除した理由はその辺りが関係しているのかもしれません。」

「それは……………」

ヴァイス達の推測を聞くと複雑そうな表情で答えを濁した。



「―――まあ、何にしてもその”巨イナル黄昏”とやらを含めたゼムリア大陸全土をも巻き込もうとする”鉄血宰相”達の”野望”を必ず阻止する必要があり、その阻止の協力を俺達にも頼む為に面会を望んだ事もわかった。――――当然、”鉄血宰相”達の”野望”を阻止した後俺達がその件を理由にエレボニアを侵略してエレボニアに”止め”を刺す事をしないように頼む為に来
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