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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
異伝〜終焉に諍う英雄達の来訪〜第7話
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ね。)

「陛下………お戯れは時と場合を考えてください。」

「フフ、だけどヴァイスさんらしいと言えば、らしい答えだからある意味納得ね♪」

我に返ったユウナとアルティナはジト目で男性を見つめ、金髪の女性は疲れた表情で、蒼髪の女性は微笑みを浮かべてそれぞれ指摘し

「へ・い・か?」

「おっと………俺に次ぐハーレムを形成しているクロスベルの英雄の一人も頭が上がらない我が国自慢の外交官の一人が怒りださない内に話を始めるとするか。―――――クロスベル皇帝の一人、ヴァイスハイト・ツェリンダーだ。」

威圧を纏った微笑みを浮かべたエリィに見つめられた男性―――――クロスベル皇帝の一人であり、”六銃士”の一人でもあるヴァイスハイト・ツェリンダー―――通称”ヴァイス”は話を変える為に自己紹介をし

「クスクス………もう一人のクロスベル皇帝―――ギュランドロス・ヴァスガンの妃のルイーネ・サーキュリーよ。今は旧共和国方面のクロスベル帝国領の”総督”も兼ねているわ。」

「……元エレボニア帝国方面のクロスベル帝国領の総督を務めているカイエン公爵家”当主代理”にして、ヴァイス様の側妃の一人であるユーディット・ド・カイエンです。以後、お見知りおきお願いします。」

ヴァイスに続くように蒼髪の女性――――”六銃士”の一人にしてもう一人のクロスベル皇帝の正妃であるルイーネ・サーキュリー、金髪の女性―――元エレボニアの”四大名門”のカイエン公爵家の”当主代理”にしてヴァイスの側室であるユーディット・ド・カイエンも自己紹介をした。そしてユウナ達は席についてそれぞれ自己紹介をし、自分達の事情を説明した。



「「「「……………」」」」

ユウナ達の事情を聞き終えたヴァイス達はそれぞれ厳しい表情や信じられない表情を浮かべて黙り込み

「やれやれ………衰退したエレボニアを”元通り”―――いや、それ以上の国へと成長させる為にいずれ”鉄血宰相”がクロスベルやメンフィルに”仕掛けてくる”と思ってはいたが……俺達の想定した以上の愚かな事を考えているようだな、”鉄血宰相”達は。」

「しかも皇太子殿下までオズボーン宰相に加担しているなんて……………殿下は一体何を考えてオズボーン宰相達の野望に加担を……」

「………セドリック皇太子の性格の急変は諜報部隊の報告で耳にしていたけれど、話を聞いた感じ、”鉄血宰相”に相当心酔しているようだから恐らくセドリック皇太子は”子供達”の一人に加わっているのでしょうね。」

「”子供達”――――”鉄血の子供達(アイアンブリード)”ですか………ですが、私達の世界のセドリック皇太子も”鉄血の子供達(アイアンブリード)”の一人にはならず、単にエレボニア皇太子としての責任感で、性格が急変した可能性もあるのでは……
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