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マイ「艦これ」「みほ3ん」
EX回:第52話(改2)<空しい勝利>
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「ウチは死にとうないっ!」

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マイ「艦これ」「みほちん」(第3部)
 EX回:第52話(改2)<空しい勝利>
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 私は腕を組んだまま呟いた。
「私たちの旗艦は今回も赤城さんだな」

「……」
秘書艦の祥高さんは軽く頷いている。

青葉さんもカメラを微調整しながら呟く。
「金剛さんも昨日の演習で、ちょっと懲りた面もあるようですから」

「あぁ、まぁ適任だろう」
私は自分に言い聞かせるように言った。

それから視線を海の上に転じた。
「ただ問題は相手側だ……」

 とりあえずこちらも比叡と夕立以外は微妙な相手であっても、うまくやってくれそうな面子だが。

(初陣とはいえバランスや錬度から言って、こちらも本気を出し難い)

 最初はお互いが様子見的に、間合いを縮めている。

まずはブルネイ側の比叡が相次いで砲撃を開始する。砲撃音が響き海上に水柱が立ち上がる。

 だがこちらの艦隊は直ぐに回避した。
「狙いは正確だな」

「そうですね……でも、やはり機械的な戦闘パターン感は否めませんが」
撮影を始めつつ青葉さんが呼応する。

こちらの日向と赤城さんは、余裕すら感じられる。

 次いで相手の龍驤と伊勢が航空機を発艦させた。脇の無線機からは若干の雑音に混じって、相手の交信音声が入る。
「空母機動艦隊、出撃するでー!」

「さあ、迎撃するわよ」

「あれ?」
こちらの赤城さんや日向は相手をチラッと見ただけで特に動かない……と思ったら、いつの間にか上空に航空機を待機させていていた。

上空を確認し、出遅れたことに気づき慌てふためく龍驤。
「ふぇえ……これはマズいでぇ!」

だが自分の航空機が発艦中で急に身動きが取れないようだ。

「ちょっとまずったな……どうしよう」
まだ艦載機の少ない伊勢は直ぐに発艦を停止して回避にかかる。

 それを見ていた赤城さんはまず龍驤への急降下爆撃を実施する。

「あっかーん! ちょっちピンチすぎやー!」
自分が狙われていることを悟って焦りまくる龍驤。

しかし、この艦娘……。
(美保にはまだ居ない子だが、うるさい奴だな)

美保鎮守府に来ないことを祈りたくなった。

 相手のダブル比叡は龍驤に気を取られていた。その隙に美保の龍田さんと夕立は高速で外側から大きく回り込んで雷撃を開始した。

「あ!」
……と、向こうの比叡が気づいた時には遅かった。大きな水柱が立った。

「演習とはいえ魚雷直撃か」
思わず声が出た。

 見ていて心が痛む。

 な
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