修行とはこういうものを言うのだ
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だまだですね。」
汗だくの状態の木場と小猫の2人を優し気に諭すウィス。
「先ず木場さん、貴方は騎士の速度に頼り過ぎています。その速度にも磨きがかかってきていますがそれは至って直線的です。故に貴方の動きを読むのは容易なんです。加えて言わせてもらいますと貴方が魔剣創造によって創造した魔剣の構成は酷く脆い。まだまだ魔剣を創造するための創造力が足りていない証拠ですね。」
「次に小猫さん、貴方も木場さんと同じように戦車の力に頼り過ぎています。その攻撃も至って直線的でその拳もまだまだ未熟です。全身の力を満遍なく拳へと伝え切れていませんね。…それに塔城さん、貴方まだ隠している力がありますね?」
「……!?」
此方の確信を突いた言葉に小猫は酷く狼狽した様子を見せる。
この様子からしてやはり小猫は意図的に仙術を遣っていなかったようだ。
となれば後は黒歌に任せよう。
「仙術を遣うのに躊躇しているのでしたら後は黒歌に任せましょうか。」
「何故、姉さんの名前を……!?」
ウィスは杖を軽く地面に打ち鳴らし、驚いている小猫をとある場所へと転移させる。
無論、小猫を転移させた場所は彼女の姉である黒歌の元だ。
後は姉妹間で小猫が抱えている問題も解決されるだろう。
無事小猫を送り届けたウィスは宙に浮遊させているリアスと朱乃を叩き起こした。
「あれ、私……?」
「……此処は?」
重たげに瞼を開け、辺りを見回すリアスと朱乃の2人。
「これで今日の私との組手は終了です。皆さん、以前と比べてだいぶ動きが良くなっていますが、まだまだですね。ほら、皆さんの服にサインまで書けちゃいましたよ?」
マジックペンを片手にウィスが笑いながらリアス達の胸元を指差す。
見ればリアス達の胸元には渦巻き模様の面妖なサインが描かれていた。
『……ッ!?』
皆一様に驚嘆を隠せない。
一体何時、どのタイミングでウィスはマジックペンを用いたのだろうか。
全く分からなかった。
「驚いているなか失礼しますが次の修行に移りますよ。」
そう述べウィスは杖を地面に打ち鳴らした。
景色が瞬く間に移り変わり、リアス達は気付けばこの惑星の端へと転移していた。
「此処は……?」
「あれ、部長?」
「あらあら一誠君、此処で何を?」
見れば一誠は汗だくの疲労困憊、全身草塗れの状態である。
「朱乃さん、ああ……、これはあの武舞台の周囲に生えている草の掃除とあの大樹の中の掃除を隈なくしていたからですね。」
そう、一誠はこの5日間をひたすらアーシアと共に汗だくになりながら掃除をすることで体を動かしていたのだ。
此処にア
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