木の葉の闇
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葉を否定しなければならないという強迫観念にも似た本能というべきものが、ハルマの心を奮い立たせる。恐怖している事を微塵も感じさせず、ダンゾウに反論させた
「それでも俺は光で生きたい。あんたの言う通り、例え闇が俺の輝ける場所だとしても。光の中で俺は自分の生きる答えを探したいから」
「・・・・お前の人生だ。好きにすれば良い。だが、所詮お前の光はどうあっても自身の闇には勝てぬ」
そう言ってダンゾウは最後にもう一度勧誘の言葉を告げるとそのまま瞬身の術で去って行く
「お前が儂の元に来るのを、楽しみにしているぞ」
「ないよ。絶対に」
自分に言い聞かせるようにそう呟くハルマもまた、そのまま墓場から立ち去って行った
「絶対にあり得ない」
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