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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
異伝〜終焉に諍う英雄達の来訪〜第6話
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すら拘置所で服役させていますのに……」

ミシェルの口から語られた驚愕の事実にクルトは絶句し、真剣な表情で呟いたミュゼの言葉に頷いたアルティナは複雑そうな表情でユウナに視線を向け

「な、な、何で二人がそんな事になっているんですか!?確かに二人はクロスベル動乱を起こした関係者達でしたけど、それでも今までクロスベルを守って来たアリオスさんやクロスベルの人達の相談に気軽に乗ってくれたイアン先生がそんな事になるなんて、おかしいですよ!」

ユウナは口をパクパクさせた後怒りの表情で声を上げた。

「そう、まさに貴女が今言った同じような事をこちらの世界の貴女は軍警本部に抗議して、その件をよく思わなかった本部長が貴女の世界の本部長のように貴女が今まで軍警察学校で取った単位を全て取り消したらしいのよ。」

「………っ!どうして………どうして、ミシェルさん達は、二人がそんな事になったのに、二人を守る為の行動をしなかったんですか!?アリオスさんは言うまでもなくクロスベルの遊撃士達の纏め役で、クロスベル支部の”切り札”でしょう!?それにイアン先生は民間人――――”民間人の保護”を規約にしている遊撃士協会が守るべき存在なんじゃないですか!?なのに、どうして二人を見捨てたんですか……!?」

「ユウナ……」

ミシェルの指摘を聞いて唇を噛みしめたユウナは悲痛そうな表情でミシェル達に問いかけ、その様子をクルトは心配そうな表情で見守っていた。



「………耳が痛い話だね。」

「そうね………ただ、遊撃士協会(わたしたち)の言い分としては、残念ながら”クロスベル動乱を起こした関係者であるアリオスさんとグリムウッド弁護士は遊撃士協会の保護対象”に当てはまらない―――つまり、遊撃士協会が二人を守る為の”大義名分”がないから、何もできなかったのよ………」

「え…………」

「それは一体どういう意味でしょうか?」

ユウナの指摘に対してリンと共に複雑そうな表情を浮かべて答えたエオリアの説明を聞いたユウナは呆け、アルティナは不思議そうな表情で訊ねた。

「………なるほど。クロスベル動乱――――それも、世界各国を巻き込む程の大事件を起こした元凶―――つまり、”犯罪者”になってしまったお二人は遊撃士協会の保護対象である”民間人”には当てはまらないのですわね?」

「そうか………遊撃士協会の保護対象はあくまで”民間人”であって、幾ら民間人とはいえ犯罪を犯せば”犯罪者”――――つまり”民間人でなくなるから”、二人を守る為の大義名分が遊撃士協会には存在しないのか……」

「あ……………」

一方事情を察したミュゼの指摘を聞いてある事に気づいたクルトは複雑そうな表情で呟き、ミュゼとクルトの話を聞いたユウナは呆け

「その通りよ。実は
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