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進め!ブラックマジシャンガール!
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正午4時

空き地にて


田中(同級生):「双頭のサンダードラゴンで
ダイレクトアタック!!」


ツカサ(主):「うわぁまた負けたぁぁ!」


田中:「へっへ〜♪約束通り、
お前のポテチもらうぜ!」


ツカサ:「うぅ…僕のおやつが……」


柳(同級生):「相変わらず弱いなぁ」


丸井(同級生):「さすが校内…いや、
町内1の最弱者だな!」

ツカサ:「うぅ…」


田中:「お前ちゃんとカードの
使い方を覚えろよ。これじゃ
誰とデュエルしても負けるぜ?」ボリボリ


柳:「使い方も悪いし」


丸井:「レアカードも少ないもんな」


ツカサ:「そんな事言ったって…。
毎月500円のお小遣い(おやつ代込み)じゃ
なかなかカードを買えないし……」


田中:「次やる時はカードを賭けて
デュエルしようぜ?」


柳:「お、それ面白そうだ」


丸井:「ツカサ、運が良ければ
レアカードもらえるぜ?♪(笑)」


ツカサ:「だ、駄目だよ!これは
僕の大事なカードなんだから!!」



田中:「じゃあお前は一生勝てないな!」


柳:「そうだ!ツカサは
一生最弱デュエリストだ!(笑)」


丸井:「やーいやーい!最弱デュエリスト〜!」


ツカサ:「最弱デュエリストって
言うなぁぁぁ!」


田中:「あ、そろそろ塾の時間だ。
俺もう行くわ。じゃあな!最弱デュエリスト!」


柳:「俺も帰ろっと。今からお母さんと
一緒に車でカードを買いに行くんだ」


丸井:「俺も帰って録画した
ベイブレード見よっと!じゃあな!
最弱デュエリスト〜♪」


田中:「もしお前が俺に勝ったら、
俺のデッキ全部くれてやるよ!」


田中・柳・丸井:「わはははは〜♪」


ツカサ:「くそぅ……みんなで
僕の事を馬鹿にして……」


(デッキを見つめるツカサ)


ツカサ:「これでも、僕が集めた
大事なカードなんだ……交換もしたくないし、
カードを賭けるなんて絶対嫌だよ……」



野良猫:「ニャァ」





ツカサ:「……僕も帰ろっと」









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