無限に煌めく宇宙
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て以降何度"凄い"を連発したことだろうか。
驚嘆と驚愕が止まる所を知らない。
「皆さん、そんなに矢継ぎ早に質問しないでください。順にお答えしますから。」
矢継ぎ早に質問するリアス達を宥めるためにウィスは静かに人差し指を掲げる。
「先ずは朱乃。私は睡眠を必要とはしませんから此処には普段は入り浸ってはいませんね。ですからこの10日間の間は此処が皆さんの寝室となります。」
普通の寝室も用意されているが、修行期間中はここがリアス達の寝室だ。
「次にアーシアさん。周囲に浮遊している大きな砂時計ですが、それは(時限式爆発)目覚まし時計です。私がリアス達の修行時間を吟味し、目覚ましの時間を設定しておきます。」
起床時間は6時でいいだろう。
「最後に伝えておきますが此処にいる間は如何なる時でも修行の一環ということをお忘れなく。一瞬でも気を抜いてはいけませんよ?」
最後にウィスは言外の意味を込めた言葉を発する。
ウィスの言葉の真意に気付いたのはリアスと朱乃、木場の3人。
一誠とアーシアの2人は目の前の光景に圧倒され、ウィスの言葉には気付いていないようだ。
「さて、次はいよいよ修行に取り掛かりますよ。では移動しましょう。」
ウィスは再び杖を地面に打ち鳴らした。
「先ずは修行を行うための空間を創りましょうか。」
ウィス達が最後に辿り着いたのは先程の草原。
今では更地と化した大地をリアス達と共に踏みしめている。
途端、ウィスの姿がその場から消え失せる。
否、上空へと高速移動したのだ。
当然、リアス達にはウィスの姿を捉えることはできなかった。
騎士の木場も同様である。
宙へと浮遊したウィスは眼下のリアス達を見下ろしながら杖を宙へと掲げ、円を描く様に軽く振るった。
大地に線が引かれ、発光する。
続けてウィスは杖の先端の球体が光を帯びたところを左手の親指と人差し指、中指をかざした。
次の瞬間、リアス達の周囲を囲む様に膨大なエネルギーによって創り出された結界と思しき壁が半円の形で現れる。
その透明な壁は瞬く間にリアス達を包み込み、周囲の空間と隔絶した空間を創り出した。
「次は修行を行うための武舞台の創作ですね。」
神と呼ぶに相応しい超常の力を振るうウィスに対して言葉を失うしかないリアス達。
そんな呆然とするリアス達に対してウィスが杖をかざしたことでウィスのエネルギーが彼女達を包み込み、宙へと浮遊させた。
驚きを隠せないリアス達を視界に収めながらウィスは眼下の地面にまたしても杖を振るう。
ウィスは正方形を描く様に杖を動かし、"武舞台"を形成させていく。
途端、ウィスが杖を振るっ
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